出版デビュー実現のためのブログなので、
企画書の話が多いのですが、今回は、本を書くコツ、
なかでもビジネス書の文章を書くコツについて、少し
お話してみたいと思います。
書くコツは、逆に言えば、書籍の編集者がどういうところを
気をつけてみているか、そして、それに合致すればよいということ
です。
では、編集者は文章を読むときに、どのような点を注意して
見ているのでしょうか?
人それぞれあるとは思いますが、まず気をつける点は、
「書くべきことを書いているか」
一見当たり前ですが、何気にできていない人が多いポイントです。
このポイントを確認するのは簡単です。
見出しまたは節のタイトルにきちんと答えているか、です。
筆が無意識のうちに調子に乗って進むとよくあるのですが、
余談にそれて、それたままその項目が終わっていく、というものです。
得てして余談というのはおもしろい内容になるものです。
ついつい書き進めて、そして充実感とともに筆をいったん置いて
しまうわけです。
で、結局タイトルの答えは…?という感じに。。
ある程度読ませる文章なのに、全体を通してまとまりがない、
ストーリーが流れていない、という場合、この点をチェックすると
とたんに完成度が高くなることがままあります。
変に工夫しようとせずに、問いを立て、率直にその問いに答えて
いけば、おのずと文章は読みやすく、かつ、不要な寄り道などを
しないので引き込まれる文章になっていきます。
本を書くときの話でしたが、結局、企画書作成と同じですね。
伝えたいことを伝えるのではなく、
伝えたいことを伝わるように伝える
当たり前のことですが、こういったことを
常に意識することがとても重要です。