以前にも少し書きましたが、企画書を「発刊する、
しない」を最終的に判断する決定権を持っているのは
営業の方であることが多いです。
一見、編集長のようにも思えますが(これに関しては
もちろん出版社それぞれありますが)、売る人が、
何をつくるか決めているわけです。
つくる人が「この本、面白そうだから、どう?」
といっても、売る人からしてみれば、
「それじゃあ、ちょっと売れない……」
という感じはイメージしやすいでしょう。
でも、つくる側からすれば、
「面白いから絶対売れるって!!」
これはすべての業界の営業と制作の間で
日々、繰り広げられている
会話だったり……。
この営業の人たちは何をしているのかというと、
「売る」というのは多少語弊があり、正確に言うと
「書店においてもらう」仕事をしているわけです。
実際に本を売るのは、書店です。
書店においてもらうように働きかける人たちが
企画の発刊の是非を決めていることが多い
わけです。
そうすると、通る企画というのは、
売れる根拠を正確に示すことが絶対に必要なわけです。
むしろ、これだけ売ります!と断言できた時点で
企画は通ります。