(桜並木と鯉のぼりのコラボ)
子どもをほめるって、素晴らしいことだよね。
ただね、子育てや教育においては、ほめ方って奥が深いって思うの。
テストで100点だったからほめる、って普通に行われているよね。
「100点満点、すごいねー!よくがんばったねー!」
ってね。
100点をとった子は、うれしくてニコニコ。
先生からも親からも賞賛されて、気分は最高!
ここに落とし穴があるの。
次のテストでは90点だった。
もう悔しいんだよね。
そしてね、先生や親からね、
「残念だったね、惜しかったね、次がんばろうね。」
って励まされるよね。
ここにも落とし穴があるの。
まずね、100点満点ですごいねぇ〜ってほめられるとね、一部の子どもにとってはね、完璧だから価値があるって刷り込まれるの。
逆に言うとね、完璧でないとダメなんだっていう思い込み。
純粋に100点とりたいって本人の願いでがんばる子は大丈夫なんだけどね。
それからね、大人はね、子どもがいい点数じゃなかったりした時にね、無意識に残念な表情をしてしまうんだよね。
子どもは大人のその表情を見逃さないんだ。
「先生やママ・パパをがっかりさせてしまった…。自分はダメな子だ…。」
って結構強烈な印象が刷り込まれるの。
子どもってね、ほめられたい、認められたいってだけじやなくて、親や先生を喜ばせたいって思っているの。
それはおそれていることでもあるの。
だからね、テストや運動会や発表会とかでイマイチの成績だった時にね、親や先生のがっかりした表情を見逃さないんだ。
その後で「大丈夫!次がんばろうね!」って励ましてもね、子どもには親の表情が脳に焼き付いてしまうんだよね。
これね、大人のクライアントさんをセッションしているとね、メンタルブロックしていた正体が、小学校時代の親のがっかりした表情だったりすることがあるの。
親の期待に応えられなかったダメな人間だ…とかね。価値がない…とかね。
ぼくはね、自己肯定感を上げることがとっても大事なんだと思うの。
人間の基礎づくりとしての小学校時代はね、成績が良くても悪くても、自分の価値は変わらず素晴らしいってことをしっかりと理解して欲しいって思うの。
自己肯定感が高い子どもって、何事もがんばるようになるからね、結局は成績も伸びる。
チャレンジできる子どもになる。
我々大人も自己肯定感を上げることって、ものすごく大事だよね。
コロナの影響もあって、若い子たちの痛ましい自死が増えている。
だからね、これは急務だと思っているの。
子どもの自己肯定感を上げるにはどうするかってことは、内容が結構なボリュームになるんだよね。
そのうち、わかりやすく学べる講座とか開いていこうかなぁって思っています。
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