「鶏肉 」について
鶏肉(とりにく、けいにく)、またはチキン(英語: Chicken)とは、ニワトリの食肉である。
牛肉、豚肉、羊肉と並んで、世界で日常的に食用にされる肉の一つである。
鶏肉は、牛肉や豚肉と異なって、食のタブーに触れることが少ない食肉でもあり、世界中で広く消費されている。
鶏は最も代表的な家禽であって、日本では単に鳥肉といえば、鶏肉を指すことが多い。
アメリカとカナダでは、「チキンスープを飲むと風邪が治る」との言い伝えがある。近年、チキンスープの栄養には、風邪の症状を和らげる作用があるという研究結果が発表された。
世界各国で食べられており、揚げる、煮る、蒸す、焼くなどさまざまな方法で調理されている。
そのまままるごと「丸焼き」(ローストチキン)にすることもあれば、部位別に分けてから調理し料理に仕立てたり、あるいは一旦挽肉にしてつくね(ミートボール類)にするなどということも行われている。
「読み方、呼び方」について
常用漢字表では漢字の「鶏」は、音読みが「ケイ」、訓読みが「にわとり」であるために、「鶏肉」を「とりにく」と読むのは表外読みであるが、新聞常用漢字表では2001年(平成13年)に、「鶏」に「とり」という訓読みが追加されているため、マスメディアでは「鶏肉」を「とりにく」と読むこともある。
中部地方の一部や、関西地方や九州地方では、鶏肉全般が「かしわ(黄鶏)」とも呼ばれる。
「かしわ」とは、本来褐色の羽色の日本在来種の鶏だが、それが鶏肉一般の名称に用いられるようになった(かしわめし、かしわうどん)。
一方、香川県や岡山県や兵庫県播州地方では、「かしわ肉」というと老鶏(特に排卵を終えた雌鶏)の肉を意味して、これも販売され食されている。