ベンジャミン・フランクリン(1706年― 1790年)は、アメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者である。
印刷業で成功を収めた後に、政界に進出して、アメリカの独立に多大な貢献をした。また、凧を用いた実験で、雷が電気であることを明らかにしたことでも知られている。
現行の米100ドル紙幣に肖像が描かれている他に、1963年まで米50セント硬貨にも肖像が用いられた。
彼は、恋人もいたが余命が短いことがわかり振られた。
勤勉性、探究心の強さ、合理主義、社会活動への参加という18世紀における近代的人間像を象徴する人物である。
己を含めて、権力の集中を嫌った人間性は、個人崇拝を敬遠するアメリカの国民性を超えて、アメリカ合衆国建国の父の一人として讃えられる。
『フランクリン自伝』はアメリカのロング・ベストセラーの一つである。
ベンジャミン・フランクリンの父親であるジョサイア・フランクリンは、1657年12月23日にイングランド王国のノーザンプトンシャー、エクトンで鍛冶屋および農民のトマス・フランクリンと妻のジェーン・ホワイトの間に生まれた。
フランクリンの母親アビア・フォルジャーは、1667年8月15日にマサチューセッツ湾植民地ナンタケットで製粉業者および教師のピーター・フォルジャーと妻のメアリー・モリス・フォルジャーの間に生まれた。
1677年頃にジョサイアはエクトンでアン・チャイルドと結婚した。1683年の後半に夫妻はイングランド王国を発ち、イギリス領北米植民地のマサチューセッツ湾植民地ボストン市に向かった。
アンはボストンで7月9日に死去し、ジョサイアは11月25日にアビアと再婚した。有名な凧揚げ実験は、本人ではなく彼の婚外子が行っている 。
凧揚げの実験や避雷針の発明で知られるベンジャミン・フランクリン(1706年ー1790年)は、自然科学者であると同時に、印刷業を営む実業家でもあった。
アメリカの独立戦争の時には、イギリスやフランスに渡って外交に尽力した。
人間の生き方について彼は語っている。
「立っている農夫は、ひざまづいている紳士よりも上にいる」