クラシックの迷宮 https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=2434_01 #radiru
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今夜のこの時間は…
こちらです☆
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クラシックの迷宮
ロシアとフランスの架け橋
〜ニコライ・チェレプニン生誕150年
初回放送日: 2023年5月13日
遥かなる姫君のための前奏曲 作品4
ロシア・ナショナル管弦楽団(管弦楽) 、 ミハイル・プレトニョフ(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(9分17秒)
<Deutsche Grammophon POCG-1962>
バレエ音楽「アルミードの館」 作品29 から ヴァリアシオン、アレグロ、モデラート・トランクイロ、ヴィヴァーチェ
モスクワ交響楽団(管弦楽) 、 ヘンリー・シェク(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(5分10秒)
<MARCO POLO 8.223779>
ロシア民話による管弦楽のためのエスキス「魔法にかけられた王国」 作品39
ロシア・ナショナル管弦楽団(管弦楽) 、 ミハイル・プレトニョフ(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(13分34秒)
<Deutsche Grammophon POCG-1962>
バレエ音楽「火の鳥」から「カッチェイの魔法にかけられた庭」
デンマーク放送交響楽団(管弦楽) 、 ドミートリ・キタエンコ(指揮)
作曲: ストラヴィンスキー
(2分12秒)
<CHANDOS CHAN8967>
バレエ音楽「ナルシスとエコー」 作品40 から ギリシア神話の世界の情景と森の精の目覚め、森の精は笛を吹く
ハーグ室内合唱団(合唱) 、 ハーグ・レジデンティ管弦楽団(管弦楽) 、 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(7分9秒)
<CHANDOS CHAN9670>
バレエ音楽「ナルシスとエコー」 作品40 から バッカスの祭りの踊りと彼方からの声
ハーグ室内合唱団(合唱) 、 ハーグ・レジデンティ管弦楽団(管弦楽) 、 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(8分10秒)
<CHANDOS CHAN9670>
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 から 序奏
カメラータ・シンガーズ(合唱) 、 ニューヨーク・フィルハーモニック(管弦楽) 、 ピエール・ブーレーズ(指揮)
作曲: ラヴェル
(3分13秒)
<SONY SRCR1581>
古典交響曲 ニ長調 作品25 から 第1楽章
ベルリン・ドイツ交響楽団(管弦楽) 、 トゥガン・ソヒエフ(指揮)
作曲: プロコフィエフ
(4分34秒)
<SONY SICC 30464>
ポーのバラードによる3つの交響的断章「運命」 作品59 から 第2曲、第3曲
ムジカ・ヴィヴァ管弦楽団(管弦楽) 、 アレクサンドル・ルーディン(指揮)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(22分50秒)
<OLYMPIA OCD640>
「日本の叙情詩」 作品52 から 第7曲
エレーナ・ミンドリーナ(ソプラノ) 、 デヴィッド・ウィットゥン(ピアノ)
作曲: ニコライ・チェレプニン
(1分47秒)
<TOCCATA CLASSICS TOCC0221>
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今夜のこの時間は、「クラシックの迷宮」。
片山杜秀さんの、ご講義の時間です☆
今夜のテーマは、
ニコライ・チェレプニン。
生誕150年記念だそうです☆
番組タイトルは、
「ロシアとフランスの架け橋」。
…素敵ですね。
このご時世ですので、
なおさらそう思います…
やはり、文化は架け橋ですね
☆動画お借りいたしましたm(__)mありがとうございます☆
↑本日の1曲目☆
「遥かなる姫君のための前奏曲」作品4☆
ニコライ・チェレプニン、
私は本日が初めましてですm(__)m
そのため、Wikipediaを拝見☆↑
そして、今始まりました番組により
勉強させて頂いております。
「師匠は、リムスキー=コルサコフ」☆
「ロシアの作曲界に、最初に
ドビュッシーを取り入れた方」、
だそうです。
「ディアギレフの友人で、
ロシアバレエ団に影響を
与えた」そうです。(片山さん談)
「遥かなる姫君」は、もともと戯曲だそうで、
これに触発されて前奏曲を付けたのが、
本日の1曲目。
冒頭からハープが使われていて、
チャイコフスキーの「花のワルツ」
のようです~
片山さんによりますと、
この作品は、「遠き王女」のための
前奏曲と「訳されることが多い」
そうですが、「遥かなる姫君」の方が、
「意味がわかりやすい」、
とのことでした☆
確かに、「遥かなる姫君」の方が
意味がわかりやすいですし、
それに、ロマンティックです(笑)
戯曲の内容は、一度も会ったことのない姫君に
恋いこがれるというものだそうです。
師匠はリムスキー=コルサコフ
とありましたが、
この作品、ところどころで
リムスキー=コルサコフの
「シェエラザード」を思わせます!
シェエラザードの「海」を…!
特に、ラスト。
10分程の作品でしたが、
ドラマがぎゅっと濃縮されていて
聴き応えがありました~
そして、2曲目。
↑2曲目の「アルミードの館」☆
こちらは、ディアギレフの
ロシアバレエ団の旗揚げ公演となった
作品、だとか。
そして、3曲目。
ロシアバレエ団の「火の鳥」、
ストラヴィンスキーの名曲ですが。
もともと、チェレプニンに作曲依頼
されていたのだそうです。
片山さんによりますと、
「どういう経緯か不明ですが、作曲を
途中で降ろされた」そうです。
途中まで書いていた「火の鳥」を、
書き続けて出来たのが、
本日3曲目の「魔法にかけられた王国」
・・・。
とても物語性が豊かで
デュカスの「魔法使いの弟子」を
思わせる雰囲気があります~
YouTube動画検索しましたが、
3曲目はヒットせず…
「ディアギレフに没にされた」
(By片山さん)
チェレプニンの「火の鳥」から
演奏会用に作られた
「魔法にかけられた王国」。
ストラヴィンスキーの「火の鳥」も
この作品の影響下にあり、
同じ箇所に当たる部分を
放送してくださいました、片山さん☆
それが、本日4曲目☆
そして、この「火の鳥」の一件で
ディアギレフとチェレプニンの
関係は悪化したのか、というと
そうではなくて、次の作品、
「ナルシスとエコー」では、
またまたチェレプニンに作曲を
依頼して、今度は無事に
作品が出来上がっている、とのこと。
こちらが、本日の5曲目、
「ナルシスとエコー」
↑チェレプニン「ナルシスとエコー」☆
神話を扱ったらしい、
神秘的な作品でした☆
「合唱のヴォカリーズを
管弦楽に溶け込ませた
とっても効果的な作品。」
(片山さん談)
フルートも利いていました。
「ナルシスとエコー」から、本日
6曲目の「バッカスの祭りの踊りと
彼方からの声」。
こちらも、神秘的な出だしと
そこから一転して躍動感溢れる
踊りに相応しい作品…!
バレエを観ているかのような
錯覚を覚えました。
そして、またまた一転して
ヴォカリーズによる
“彼方からの声”の表現。
手塚治虫さんのアニメ作品を
思い出させるような…
「彼方からの声」!
聴き応えがありました~!
これは、片山さんによりますと、
ラヴェルがロシアバレエ団の
ために書いた「ダフニスとクロエ」に
影響を与えていないことはない、とのこと。
ラヴェル自身は、「ダフニスとクロエ」は
リムスキー=コルサコフに影響された
とは発言しているとのことです。
ということで、本日の7曲目は
「ダフニスとクロエ」から序奏☆
↑「ダフニスとクロエ」☆
さて☆
チェレプニンの愛弟子として
彼の授業に熱心に出て、
自宅にも訪れていたのが
プロコフィエフだそうです☆
その授業では、ハイドンや
モーツァルトを勉強させられていた
とのことで、その影響下にある
と思われるものが、本日の8曲目。
プロコフィエフの「古典交響曲」☆
↑プロコフィエフ「古典交響曲」☆
片山さんによりますと、
モーツァルトの「フィガロの結婚」の
影響があるとのことでした☆
確かに、フィガロの結婚を
思わせる箇所が出てきて
納得でした~(笑)☆
さて。
チェレプニンに戻りますが、
彼にとっての最も大切な作品
というのが、本日の9曲目。
↑ポーのバラードによる
3つの交響的断章「運命」 作品59☆
本日は、第2曲と第3曲を
聴かせて頂きました。
エドガー・アラン・ポーに
傾倒していた、という
チェレプニンにとっての、
人生において書いておきたい
最も大切な作品とのことです。
3曲目でしょうか、
初めて聴くので定かでは
ありませんが、途中
鐘の音が入るのですが…
それが、ずいぶんと以前
視聴した、ポー原作の映画
「ウィリアム・ウィルソン」
(アラン・ドロン主演)を
彷彿とさせました…
不気味な作品です。
本作(楽曲)は、ポーの
「赤き死の仮面」による
死の場面、とのことですので
不気味なのも仕方ないのでしょう。
映画の「ウィリアム・ウィルソン」は
本作から影響を受けている
のかもしれません。
※監督はルイ・マル。
音楽は、ディエゴ・マッソン。
映画「ウィリアム・ウィルソン」
についての、関連記事はこちらです↓
さて、10曲目が、
「日本の叙情詩」から第7曲目。
こちらは、柿本人麻呂の
百人一首にも採られている歌
「あしひきの
山鳥の尾のしだり尾の
ながながし夜をひとりかもねむ」
をロシア語訳にした歌から、
だそうです。
こちらも、日本の叙情詩
というよりは、何か
怪奇的な印象を受ける
暗い感じの作品でした…
YouTube動画では、ヒットせず
もう一度聴きたかったのですが、
残念です
本日は、ニコライ・チェレプニンを
通して、フランスとロシアの
一時代を観てきました。
とっても充実した100分、
ありがとうございました!
それでは…
今夜も放送ありがとうございます
どなたさまも、
どうぞよい夕べをお過ごしください☆
いつもありがとうございます。
音楽のカミサマ…
いつもありがとう
皆さま、
いつもお付き合いいただきまして…
☆クリック応援、ありがとうございます☆