バイリンガル育児は親心?それとも親のエゴ? | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

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イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

 

英語ができて当たり前の

これからの時代

 

フランス語ができることは

1つの大きな武器になる

 

といったことを、以前

こちらの記事の中でお話ししましたが、

 

そうは言っても

「何はともあれまずは英語でしょ?」

と思われたのではないでしょうか。

 

私も、その通りだと思います。

 

そして実際に、息子が生まれた時から

英語バイリンガル育児を実践しています。

 

でも、意気揚々と始めたものの

ここまでの道のりは

決して順風満帆ではありませんでした。

 

今日は、そんな我が家の

バイリンガル育児について

お話ししたいと思います。

 
 

《バイリンガル育児を始めたきっかけと2歳の壁》

 

私自身は、

小学生の頃に英語を習い始め

英語がすごく好きでした。

 

英語をやっていたおかげで

旅行やホームステイをして自分の世界を広げたり

仕事の幅を広げることもできたと思っています。

 

だから、子供たちにもぜひ

英語を好きになってもらいたいと思いました。

 

一方、旦那さんはというと

英語はからっきしダメで

 

英語を使いこなして

世界中を飛び回っている友人を

いつも羨ましく思っていたそうです。

 

だから、自分の子供たちにはぜひ

英語を身につけてもらいたいと言っていました。

 

そんなわけで、

タイプは真逆であるものの

夫婦の意見がぴったり一致したので

 

息子がまだお腹にいるうちから

「ディズニーの英語システム」の

セット教材を思い切って購入し

胎教も兼ねて英語の歌を流し始めました。

 

息子が生まれてから

1歳半くらいまでの間は

 

それこそ毎日英語の歌を歌ったり

絵本を読んだり、英語で語りかけたり

DVDに合わせて一緒に遊んだりしていました。

 

まだ言葉は出ませんでしたが

私が言った英単語を聞いて

ポスターの絵を指差したりすることは

できるようになってきました。

 

でも、2歳近くになって

自分の意思がはっきりしてくると

 

大好きな乗り物の絵本やDVDばかりで、

英語の教材には見向きもしなくなりました。

 

新しい絵本やDVDには多少食いつくものの

すぐに乗り物へと戻ってしまいます。

 

そうこうしているうちに

下の子の出産・二人育児で大忙しになり

私自身のやる気も薄れていってしまいました。

 

たまに思い出したように

CDをかけ流すだけ。

 

レッスンポイントを貯めるという目的で

週1回の電話レッスンを続けていただけ。

 

宝の持ち腐れとは

まさにこのことだと感じました。

 

 

《バイリンガル育児は親のエゴなのか》

 

高い教材を買ってみたものの

それを全然うまく活用できていない

自分が情けなかったし

 

一緒にやると言ったくせに

全く協力してくれない夫にも腹が立ったし

 

子供が英語に興味を示してくれず

全然英語が話せるようにならないことに

焦りも感じました。

 

そして何より、

外で子供と英語の歌を歌ったり

英語で話しかけたりしている時に

 

周囲の人から

「英語を勉強して偉いね」

と言われるのが辛かったです。

 

言っている方に

他意はなかったのかもしれませんが

 

バイリンガル育児に関して

若干卑屈になっていた私は

 

「小さいのに勉強なんかさせられて可哀想」

「親のエゴなんじゃないの?」

 

と言われているような気がして

なりませんでした。

 

 

《バイリンガル育児は親心》

 

そんな私が、

もう一度バイリンガル育児を

頑張ってみようと思ったのは、

 

私自身がFDSでフランス語を勉強する中で

自分の本当にやりたいことや

これからの生き方、働き方について

真剣に考え直したことがきっかけでした。

 

やっぱり子供たちには

英語を好きになってもらいたい。

 

もっと大きくなった時に

自分から英語を学びたい、

話したいと思う子供になってほしい。

 

そう強く思うようになりました。

 

私が前向きに取り組めるように

なってきたからなのか

 

息子も、少しずつではありますが

英語の絵本やDVDを見たがったり

流れている英語の音に耳を澄ますようになりました。

 

そして、3歳になる頃には

得意げにABCを全部言ってみたり

英語の歌を楽しそうに歌ったり

 

ほんの少しだけ、電話レッスンで

先生とお話しできるようになってきました。

 

諦めずに続けてきて

本当に良かったと思いました。


 

まだ短い期間ではありますが

これまでの経験を通して思うのは

 

子供のためを思ってやるのであれば

バイリンガル育児は決して親のエゴではない

ということです。

 

例えば、

子供を英語ペラペラにすることで

親である自分が評価されたい

優越感を感じたい

 

あるいは、

子供を収入の高い職につかせて

将来的に自分を養ってもらいたい

 

といった目的からやるのは

明らかに親のエゴですが

 

子供が将来グローバルに活躍する

可能性を広げてあげたい

 

世界中の人たちと友達になってほしい

 

国籍、人種、宗教などにとらわれない

寛容な心を持ってもらいたいなど

 

子供の将来を真剣に考えて

やっている限りにおいては

 

英語は親のエゴどころか

子供への大きな贈り物になると思うのです。

 

そして、もう一つ大事なことは

 

子供が大きくなって

どうしても英語をやめたい、

英語と関係ない道に進みたいと言い出した時には

 

これまでのお金や労力が無駄になるから

と言って反対するのではなく

 

子供を自由に飛び立たせてあげること

だと思います。

 

私たち親がすべきことは、

子供が未来の絵を描くために

できるだけ良質な絵筆と絵の具を用意し

 

絵の描き方や、絵を描く楽しさを

教えてあげるだけ。

 

何をどんな風に描くのかは

子供の自由意思に委ね

 

もし子供が絵ではない方法で

自分を表現したいと言ったら

それを尊重してあげること。

 

そんなイメージを持つことが

バイリンガル育児をするにあたっての

大切な心構えなのではないでしょうか。

 

 

息子の英語は、まだ芽が出たばかりで

これから花が咲き実を結ぶまでの

道のりは相当長いですが

 

今のこの気持ちを忘れずに

 

私たちらしいやり方で

自信を持ってバイリンガル育児を

続けていきたいと思っています。

 

 

 

 

☆ この記事を書くきっかけを下さった

ぼりーさんにはとても感謝しております。

 

自分の軸をしっかり持って専業主婦をされている

彼女の生き様や考え方がすごく好きです。

 
子育てや自分自身の生き方などについて
考えるきっかけを与えてくれるぼりーさんのブログを

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20代働き東京OLが30歳で

専業主婦ママになってみました。

 
 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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