受援力を身につけて、家族みんなが幸せになろう!~その1~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

育児休業から復帰したら

一体どんな生活になるのだろう?

 

最近、そんなことをよく考えます。

 

今よりずっと早起きをして

バタバタと自分の身じたくや

子供たちの朝ご飯などをやって

 

やっと保育園に送り届けた後

満員電車に揺られて会社へ出勤し

定時に帰るため必死に仕事をする。

 

子供たちのお迎えをして家に帰ったら

休む間もなく夕ご飯の準備を始め

 

ご飯を食べてお風呂に入ったら

あら、もう寝る時間。

 

子供たちと遊ぶ時間はあるのかしら?

自分の勉強や趣味のための時間は?

 

疲れやストレスで

子供たちに当たったりしないだろうか?

 

本当に、仕事と家庭を上手く

両立することができるのかな?

 

そんな不安を持つ私に

アレクサンドラさんの言葉は

1つの大きなヒントを与えてくれました。

 

 

《妻でありママであり職業人であるアレクサンドラが大切にしていること》

 

パリライフ・コレクション

輝くフランス人女性のインタビュー編より

今回届いた映像は

 

パリの高級エピスリー

「パパ・サピアンス」の共同経営者である

アレクサンドラ・ルパージュさんの

インタビューの後編です。


 

前編は、主にアレクサンドラさんの

仕事についてのお話でしたが

 

後編では、彼女のプライベートについて

興味深いお話を聞かせていただきました。

 

(前編についての記事はこちらです)

 

 

アレクサンドラさんの家族は

夫であり仕事仲間でもあるジュリアンさん

2人の間に生まれた8歳の娘マオちゃん

 

そしてジュリアンさんの子供たち3人の

合計6人家族です。

 

 

毎日、仕事に家事に育児にと

大忙しにもかかわらず

 

時々仕事や子供から離れて

夫と2人だけでレストランに行ったり

2人で向き合う時間を作るようにしている

 

というところは、

さすがフランス人ですよね。

 

そんなアレクサンドラさんにとって

仕事と家庭とを両立させるために

一番重要なことは何かというと

 

それは、

「信頼できる人に子供のことを任せること」

です。

 

とても素晴らしいベビーシッターさんに

送り迎えをしてもらったり

宿題を見てもらったり

娘の日常の諸々を任せることができる。

 

もちろんアレクサンドラさんたちが

全くやらないわけではないけれど

 

信頼している人と役割分担をすることで

バランスよく時間をやりくりすることができるし

 

信頼している人に

ちゃんとケアされているとわかっているので

娘に対する罪悪感も感じないのだそうです。

 

Savoir déléguer, responsabiliser les autres,

faire confiance, fait qu’on arrive à

s’organiser bien comme ça.

(人に任せること、人に責任を託すこと、

そして信頼することを学ぶ、

それができれば組織はうまく動くと思います。)

 

と彼女は語ります。

 

 

《役割分担に対する日仏の考え方の違い》

 

なーんだ、結局それなのか…

と思われたかもしれませんが

 

私は、この「組織がうまく動く」

という言葉がとても面白いと思いました。

 

日本では、家庭=組織という捉え方は

あまり一般的ではないですよね。

 

どちらかというと、

家庭は人と人との絆でできていて

 

妻は家事と育児、夫は仕事と

人によって役割が決まるというのが

伝統的な考え方ではないかと思います。

 

これに対し、フランス人の考え方は

もっと柔軟で合理的といいますか

 

育児はママがやってもいいし

パパがやってもいいし

ベビーシッターさんがやってもいい

 

仕事と家庭をトータルで組織のように捉え

適材適所で役割分担をし

みんなが幸せになる形を模索する

というイメージなのではないかと感じました。

 

こういう考え方が浸透しているところは

さすが子育て先進国フランスです。

 

日本の伝統的な価値観が

悪いと言うつもりはありませんが

 

たぶん今の日本は

「妻は家事と育児」という意識が抜けないままに

女性が外で働くことを勧めようとするから

 

女性が過度の負担を感じたり

子供を預けて働くことに罪悪感を感じたり

してしまうのではないでしょうか。

 

アレクサンドラさんを見習って

 

家事や育児を人に任せることを

「妻が働きに出るためのやむを得ない措置」

と消極的に考えるのではなく

 

「みんなが幸せになるための1つの方法」

と積極的に捉えることが

 

仕事と家庭の両立のために

大切なことではないかと感じました。

 

 

つづく

 

 

 

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