子供にぜひ伝えたい。人が幸せに生きるために大切なこととは? | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

夫の両親との付き合いが

ちょっと面倒くさい

 

ママ友たちとのやりとりも

何となく億劫だし

 

仕事に復帰したら

職場の人間関係も憂鬱だな…

 

最近、そんな風に思うことが

多かった私にとって

 

アレクサンドラさんの言葉が

すごく心に刺さりました。

 

 

《アレクサンドラ・ルパージュという人物とは》

 

パリライフ・コレクション

輝くフランス人女性のインタビュー編

より届いた今回の映像は、

 

パリにある高級エピスリー

「パパ・サピアンス」の共同経営者である

アレクサンドラ・ルパージュさんです。

 

パパ・サピアンスは、

品揃え豊富な普通のエピスリー

(食料品店)とは異なり

 

品質や製法にとことんこだわり

最上級の品物を提供する

生産者や職人さんのうち

 

さらに彼女らが選び抜いた

最も上質な食材や製品について

 

品物だけではなく

その背景にあるストーリーや

職人さんたちの思いを提供することを

コンセプトにした新しいお店です。

 

 

 

そして、生産者や職人たちの元へ出向き

彼らとお店とのネットワークを作るのが

 

アレクサンドラさんの

大きな役割です。

 

いわば人と人とのつながりを作る

プロともいえる彼女が

 

人と仲良くなるためのコツや

人が幸せに生きるために大切なことを

教えてくれました。

 

 

《人が幸せに生きるために大切なこととは》

 

まず、人と人との

つながりの第一歩として

 

「世の中の人に興味を持つこと」

 

次に、人と良い関係を築くためには

 

「相手のことを怖れずに

出会いたいと強く願うこと」

 

「出会いによって生まれるであろう

ことに対し大きな信頼を寄せること」

 

さらに進んで、

信頼関係を築くためには

 

「自分自身のことをもっとよく知って

相手に自分の思いや情熱を伝えること」

 

「そして相手の思いを聞き

お互いの思いを分かち合うこと」

 

が大切だと

アレクサンドラさんは語ります。

 

でも、無理をして頑張るのではなく

できるだけ自然体でこれらを実践することで

 

どんな頑固な職人さんとも

仲良くなれてしまうのだそうです。

 

そして、そんな彼女を動かす

すべての原動力となっているのが

 

on n’est pas heureux seul mais

on est heureux à vivre ensemble.

(人は1人だけで幸せになることはできない。

みんなで一緒に生きているからこそ幸せなんだ。)

 

という思いなのです。

 

 

《日本の昔話でも語られている人が幸せに生きるための秘訣》

 

アレクサンドラさんの

この言葉を聞いて

 

私は、以前息子と一緒に見た

「天国と地獄」という昔話を思い出しました。

 

 

地獄には、とても立派な食卓と

豪華な食事が用意されていました。

 

ところが、地獄の住人たちは

みんな痩せこけて、

不幸そうな顔をしています。

 

なぜなら、この食卓では

手で食べることは神様に禁じられ

長い長い箸を使って食べなくてはなりません。

 

彼らは必死になって

ご馳走を食べようとするのですが

箸が長すぎて食べ物を自分の口に運べないのです。

 

結局、いつも食べるのを諦めて

不平を言いながら食堂を出ていくのでした。

 

一方、天国にも同じように

立派な食卓と豪華な食事、

そして長い長い箸が用意されていました。

 

でも、天国の住人たちは

いつもニコニコ幸せそうな顔をしています。

 

彼らは、お互いに向かい合って座り

その長い長い箸で向かい側の人に

ごはんを食べさせてあげます。

 

だからみんなで楽しく食事ができて

満足して食堂を後にするのです。

 

 

用意されているものは同じなのに

自分のことだけを考えていては

幸せになることはできない。

 

他人のことも考えて行動することで

自分もみんなも幸せになれる。

 

これって、国を問わず

人が幸せに生きるために

とても大切な考え方なのだと思います。

 

中には、

「1人だって十分幸せになれますよ」

と言う人もいるかもしれません。

 

私自身も、子供が生まれるまでは

どこかそんな風に思っている

部分がありました。

 

でも、やっぱり

 

誰かに愛されて必要とされること

誰かの役に立って感謝されること

誰かと信頼しあって何かを成し遂げること

 

そういったことから得られる幸せには

とても敵わないのではないかと思います。

 

 

《ママが子供たちのためにできること》

 

子供たちには、

良い友達をたくさん作ってほしいし

素敵な恋愛や結婚をしてほしいし

 

信頼できる上司や仲間と一緒に

やりがいのある仕事をしてほしい

と思っています。

 

でも、そう言っている私自身が

人付き合いが面倒だとか

人間関係が憂鬱だといった態度を取っていたら

 

何の説得力もないですよね。

 

子供たちに本当に幸せな人間関係を

持ってもらうためにも

 

アレクサンドラさんに習って

 

まず、私自身が

人に関心を持って心を開き

 

出会いから生まれる良い面は楽しみ

悪い面は次への教訓にすること

 

相手からの反応や評価を気にし過ぎず

自分の思いを積極的に伝えること

 

相手の話をよく聞いて

お互いの気持ちを分かち合うことを

実践していきたいと思っています。

 

そして、

私たちは独りじゃない

 

自分のことだけではなく

相手のことも考えて行動することで

幸せに生きることができるということを

 

身をもって子供たちに

伝えていきたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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