フランス人ママたちの圧倒的な支持を得た「ドルトおばさん」とは | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

フランスの子育てに

関する本を読んでいると、

 

必ずと言っていいほど

名前が挙がっているのが、

 

フランソワーズ・ドルトー

(1908年〜1988年)

という人物です。

 

彼女は、フランスの

有名な精神分析医であり、

 

特に、

子供への精神分析治療において

多大な成果をあげた研究者です。

 

精神分析によって、

赤ちゃんや子供の育て方に

画期的な見方をもたらした人として、

高く評価されています。

 

そんな偉い先生でありながら、

国営ラジオ放送の育児相談番組で

回答者を務めていた時には、

 

独自の教育観を持って

毅然としていながらも、

ママさんに寄り添う

愛のある語り口が人気で、

 

「ドルトおばさん」の愛称で

国民に親しまれていたのだそうです。

 

彼女の教育観を一言で表すと、

 

「子供を1人の人格ある

人間として尊重すること」

 

生まれた時から

子供とお互いを尊重し合い、

対話する関係を築くことが

大切なのだと彼女は語っています。

 

なるほど。

確かにその通り。

 

と、頭ではよくわかるのですが、

 

これって、自分の中に落とし込んで

その通りに行動することって

すごく難しいことだと思うんです。

 

というのも、ママは、

豆粒のような生き物が

お腹に宿ってから、

 

それがだんだん大きくなって、

鼓動が聞こえ、

胎動が感じられて、

 

少しずつ人間らしくなっていく様子を

超音波画像や自分自身の感覚で

ずっと見守っているわけですから、

 

お腹から出てきた途端に、

いきなり1人の人格ある人間ですよ、

大人と同じように語りかけましょう、

と言われても、

 

そう簡単には受け入れられない

のではないかと思います。

 

まだまだ未完成な存在、

あるいは自分の分身とすら思っても

仕方がないことだと思います。

 

私も最初は、ドルトーの教えは

なんか綺麗事っぽいと

思っていました。

 

でも、1歳半を過ぎて

自我がどんどん強くなってきた

息子と向き合ううちに、

 

「子供を1人の人格ある

人間として尊重すること」

という考え方が

 

すごく大切なことなのではないか

と思うようになりました。

 

例えば、

子供の困った言動に

イライラしてしまうのは、

 

子供にこうしてほしい、

こうなるはずだという

自分の思い通りに

いかないからだと思います。

 

でも、子供を別人格の

1人の人間として尊重できれば、

 

自分の思い通りにいかないのは

当然のことであり、

 

多少イライラするのは仕方ないとしても、

子供を怒鳴りつけたり、

ましてや叩いたりということには

ならないのだと思います。

 

 

また、現在の日本は

少子化ということもあり、

子供にかける親の期待が特に

大きくなっているように思います。

 

中には、子供の幸せを勝手に決めて

その通りレールを敷いてあげるという

親御さんも見受けられます。

 

子供に期待をかけること自体は

悪いことではないと思うけど、

 

子供を1人の人間として

尊重することができれば、

 

口を出したくなるところをぐっとこらえて

子供の意見に耳を傾けることもできるし、

 

子供が自分で何かを選択した時に、

それを応援してあげることも

自然にできるのだと思います。

 

 

特にフランスは

「大人社会」といわれ、

 

子供と大人の世界の境界線を

きっちり引きたがる国だと指摘されます。

 

そんなフランスにおいて、

「子供も1人の人格ある人間である」

と認めたところが、

 

画期的と言われる所以のようです。

 

確かに、その考え方を

ちゃんと自分の中に落とし込んで

行動することができれば、

 

子供ともっとずっと良い関係を

築けそうですよね。

 

では、そのためには、

具体的にどうしたらよいのか?


これから、

国営ラジオ放送の育児相談番組

「子供が登場するとき」の中で

 

ドルトおばさんが語った

言葉の数々に注目し、

 

その秘密を探っていこうと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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