NY外為市場=円上昇、一時153円台 前日には介入観測 ドル全面安
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[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が153円台に上昇した。円は前日に急騰し、市場では日本当局による介入観測が広がった。一方、ドルは3日の米雇用統計発表を控え全般的に下落した。
日銀が日本時間2日に公表した7日の当座預金予想が民間予測から大きく乖離(かいり)し、2日早朝のドル/円急落の背景に介入があったことを示唆。政府・日銀が同日に3兆円を超える規模の円買い介入を行ったと推計されている。
ジェフリーズのFXグローバルヘッド、ブラッド・ベクテル氏は、介入のタイミングについて「実利的」だったと指摘。「取引量が少なく、流動性も薄く、このタイミングであれば影響を与えやすかった」とした。
終盤のドル/円は0.9%安の153.09円。
神田真人財務官はロイターに対し、日本当局が市場介入したかどうかについてはノーコメントと述べた。
ベクテル氏は「日本当局が可能な限り大きな影響を与え、(介入を)効率的に行いたいと考えていることは明らかだ」と述べた。
12年前なら、1ドル=80円だった。それが、今では150円を超えているのだから、日本の生活が苦しくなるのは「当たり前」。
過去に、平均的だった時代の「ドル円相場」は、1ドル=110円程度ではなかっただろうか?このあたりで、均衡がとれていたように思える。
そこから比べて、40円「円安」という事は、日本の「円が紙くず同然」になるのも近いという事が考えられるだろう。
このような「為替介入」を続ければ続ける程、持ち金が無くなる訳だから、結局、何も出来なくなる訳だ。そうなった時に何が起こるのだろうか???