「ブラックジョーク?」日銀・黒田前総裁の叙勲で湧き出る疑問符…「黒田バズーカ」による円安で庶民は生活苦なのに
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4月29日の外国為替市場では円が対ドルで急落。一時1ドル=160円台と1990年4月以来、およそ34年ぶりの円安・ドル高水準となった。
立憲民主党の小沢一郎衆院議員(事務所)は、自身の「X」にこう書き込んだ。
《円相場急落で、ついにドル円160円。もやは1ドル200円もあり得るとの声も聞かれる。今やあらゆる物の値段が上がっており、それだけ家計は苦しくなっているが、なぜか岸田総理は演説で「30年ぶりに日本の経済に明るい兆しが出てきた」と自慢。完全な裸の王様。皆で「王様は裸だ」と言わないといけない。》
そうしたなか、政府は同日付で春の叙勲受章者を発表。前日銀総裁の黒田東彦氏に瑞宝大綬章が贈られるという。黒田氏は受章の知らせに、「私の勤務した財務省、アジア開発銀行、日銀の功績に対する叙勲と考え、感謝致します」との談話を発表している。
「黒田氏の日銀総裁在任期間は、歴代最長の10年に及びます。デフレ脱却を目指し、『黒田バズーカ』と呼ばれた異次元の大規模緩和策により、日本は円安基調に大きく転換しました。後任の植田和男総裁は『マイナス金利政策』の解除には踏み切ったものの、円安基調を変えるには至っていません」(週刊誌記者)
「黒田バズーカ」の後遺症で日本が悪戦苦闘しているなか、黒田氏が瑞宝大綬章を受賞したことに、SNSでは、疑問の声が多くあがっている。
《円安で混乱しているこの時期に黒田元総裁に瑞宝大綬章が贈られるらしい、ギャグかよ笑》
《円安のきっかけを作った黒田日銀総裁が勲章を受けるなど、呆れますね》
《このタイミングで黒田前日銀総裁が瑞宝大綬章受賞って、ブラックジョークか?》
「瑞宝大綬章は、『国家または公共に対し積年の功労ある者』に贈られる瑞宝章の最高位です。各省庁の事務次官、検事総長、会計検査院長、大学長などに贈られることが多い勲章です。
しかし、平成以降、日銀総裁は三重野康氏、松下康雄氏、速水優氏、福井俊彦氏、白川方明氏と、黒田氏まで5人いますが、叙勲されたのは松下康雄氏のみです。
円安で電気代やガス代が高騰するなど、庶民の生活苦は続いており、黒田氏の受賞のタイミングについて、せめてもう少し選べなかったのかという意見が出るのも、仕方ないところでしょう」(同)
この日の午後には、円を急速に買い戻す動きが出て、円相場は1ドル=155円台まで値上がりした。政府は介入を明言していないが、SNSでは、《黒田元総裁の受賞記念介入?》という声まであがっている――。
日本と言う国は、芯の芯まで「腐りきっている」ようだ。こんな「とんでもない事を行った、国民の敵」が、勲章をうけるようになったら、本当に日本も「完全に終わった」と感じる。
今の「とんでもない円安」を作るのに、10年間も居座った「くそ野郎」に、勲章を与える国って、他にありましたっけ?
これは、「尋常な事」ではないでしょう。国民の暮らしを「完全無視」して、国民を苦しめるだけの「金融緩和」を続けた「張本人」。誰かの「ミス」であってほしいものだ。