橋下聖子は、一人二役をやって「誤魔化し」していた。 | 自民党潰す会・・・2

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橋本聖子元五輪相「参院政倫審」で墓穴…「裏金」と「貸付金」ゴチャ混ぜのズサン会計

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日刊ゲンダイDIGITAL

 

 弁明の場に出たのに、むしろ怪しさは増すばかりだ。自民党安倍派の橋本聖子元五輪相が14日、参院政治倫理審査会に出席。2016~19年に党参院議員会長を務めるなど要職を歴任したことから「自ら説明責任を果たす必要があると考えた」と語ったが、際立ったのは裏金のズサンな会計処理だ。 

 

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 22年までの5年間に橋本氏が裏金化した額は計2057万円に上る。現職議員では6番目、参院議員に限れば山谷えり子元国家公安委員長の2403万円に次いで多い。21年2月に東京五輪組織委員会会長に就任してから22年6月末まで党を離れ、金額は3年分だけの“参考記録”だ。離党していなかったら、裏金界の金メダルに輝いていた可能性すらある。 

 

 政倫審で異彩を放ったのはキックバック(還流)の会計処理だ。安倍派議員の多くが「派閥事務局から収支報告の必要はないと言われた」と言い訳する中、橋本氏は「私の事務所担当者は掲載しなくていいとは言われていない」と主張。ただし、「領収書は不要」と言われたため、派閥からの寄付金として計上できず、「便宜上、私からの借入金として収支報告書に記載したとの報告を受けた」と説明した。 

 

 橋本氏は「全額を政治活動費として明確に収支報告に計上して、使途をつまびらかにしている。いわゆる裏金ではない」と強調したが、違法な虚偽記載であることは明白だ。しかも、借入金と還流分をゴチャ混ぜにしていたため、今月1日付で訂正した収支報告書の内容は粗さが目立つ。 

 

 還流の受け皿は、橋本氏が代表を務める自民党支部だ。訂正後は還流分を派閥からの寄付として計上し、借入金は還流分を差し引いた額に修正した。問題はそれとは別の橋本氏からの借入金の記載だ。 

 

 20年分は訂正前に年間の借り入れた額として1200万円を記載していたが、訂正後は一気に493万円まで減額。支出総額とのツジツマ合わせか、鉛筆ナメナメ感が半端ない。借入金の総額も5650万円から3593万円に激減。差額の2057万円は裏金の総額にキッチリ帳尻を合わせた格好だ。

 

会計責任者と議員の立場を使い分け

裏金2057万円キッチリ帳尻合わせど一人二役の自作自演(石﨑姓は戸籍名)/(C)日刊ゲンダイ

 21年には橋本氏の離党に伴い、政党支部も解散。膨れ上がった債務をいったん、橋本氏の資金管理団体「ジャパニーズドリーム」(JD)に移し替え、翌22年の復党に合わせて再設した政党支部に債務を増減なく戻している。還流分の記載について、橋本氏は「事務所内で適正に処理されていると思っていた」とシラばっくれたが、JDの代表者はもちろん、実は会計責任者まで橋本氏本人が務めている。 

 

 つまり、自らの貸付金に紛れた裏金を処理した責任者なのである。1月19日に橋本氏は「会計責任者や税理士から『問題ない』と報告を受けていた」と報道陣に釈明していたが、まるで一人二役の自作自演だ。 

 

 政倫審で裏金の保管先を問われると「事務所管理の口座に入金」「私の口座に入り、そのつど使用」と発言は変遷した。参院選の年に改選議員に全額還流するルールについて、自身が対象となった19年に「販売ノルマがなく還流資金が大きくなったことに驚いた秘書が報告に来た」と証言。その額はナント、1565万円だ。これだけの大金を手にした認識がありながら、「あの金はどうした?」と確認を怠ったというのも不自然である。 

 

 怪しさ満点の弁明で、橋本氏は墓穴を掘ったとしか言いようがない。 「寄付行為には所得控除が適用されますが、貸し付けは認められません。誰が管理するにせよ、自身の口座に入れたのなら、課税所得となり得ます。適当な弁明で逃げ切れると思うこと自体が、浅はか過ぎます」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法) 

 

 15日は確定申告の最終日。全国商工団体連合会の試算によると、橋本氏の追徴税額は約767万円だ。耳をそろえて納めてもらうしかない。

 

 

 橋下聖子は、パーティー券の「裏金」に関して、事務所内で適正に処理されたと思っていたと言ったが、実は、自分自身が事務責任者を無視して、自分で行っていた事がハッキリとしてしまったという事が出てきてしまった。

 このように、全ての「裏金」を受取った議員は、何らかの指示を会計責任者に行っていた事は間違いなさそうだ。日本国憲法に定める「納税の義務」は、国会議員であれば、なおさら、きちんと計算して収めるのが当たり前だろうが。

 自民党の国会議員は、全て、国会議事堂から消えるべきである。