”離婚後共同親権を論ずるにあたって” ←共同親権が何のため誰のためにあるのか理解しているか? | 離婚し、面会交流を拒否する元妻と裁判で戦う熊本の実話ブログ

離婚し、面会交流を拒否する元妻と裁判で戦う熊本の実話ブログ

離婚してから、なぜか急に面会交流を拒否してきた元妻と裁判で戦う熊本での実話ブログです。

 

コメントできないためリブログさせて頂きます。まず、共同親権とは子どものための制度であり(子どもが両親から愛されて、両親から健全に養育されるための制度)、親からすると、子に対する親の責任や義務というのがその概念の本質になります。分かりやすくすると、単独親権は「単独親責任」であり、共同親権とは「共同親責任」と言えます。そのため、先進国及びほとんどの国が共同親権(共同監護・共同養育・共同親責任)です。

 

そして、そもそもの大前提として、子どもにとっては、両親から愛されて育てられることが幸せです(特段の問題のない両親に限る)。よって、高校生の制服か私服かなどの議論とは全くレベルが違います。

 

要は、日本における共同親権(共同監護・共同養育・共同親責任)の議論は、離婚後の共同親権の強制を認めるべきかどうかではなく、離婚後に子どもの養育に両親が関わることが子どもにとって幸せであり、子どもに最も利益があることを前提として、一方では虐待する親や毒親が存在していることも踏まえて、どのような制度にするべきかを考えることではないでしょうか?。

 

論ずるということなので、意見、批判、様々なコメントをお待ちしております。そして存分に議論しましょう。

 

ちなみに、私の知る限りでは、共同親権に反対する人達は、コメント拒否やリブログ拒否ばかりで、とりあえず論理的に質疑応答ができない人達ばかりでした。私はコメント拒否やリブログ拒否は一切しませんし、する必要がありませんのでどんどんコメントよろしくお願いします。

 

 

 

~~~記事一部抜粋~~~

 ①離婚後共同親権の導入について反対ないし慎重にという考えが論点としているのは、「離婚後の共同の強制を認めるべきかどうか(≒離婚後の共同からの離脱の自由を認めるべきかどうか)」であって、離婚後の子どもの養育に両親が関わることが素晴らしいかどうかという論点ではない。離婚後に両親が共同で子育てをした方が良いのか、単独で子育てをした方が良いのかという議論は、上記の例でいえば、制服問題に関して、制服が良いか、私服が良いかを論争するに等しく、制度論を語る上で本質的な論争ではないことに留意する必要がある。

 

 ②離婚後共同親権に関する議論において、「共同親権」「共同監護」「共同養育」「面会交流」が渾然一体となったものが粗雑にとりまとめられて「共同親権」と呼称され(以下、単に「離婚後共同」という。)、「離婚後も子の養育に父母が関わることが子どものためになる」という考えにそった統計や研究結果が、共同が強制された場合にもあてはまるのかという検証がなされないまま、専門家の言葉として好意的にとりあげられ、テレビや新聞・雑誌等で、「日本では共同親権の導入に向けて、議論されている」という報道がされていることは、論点をずらすものであって、危険な誘導である。

 

 ③離婚後共同親権問題にあまり大きな関心を持っていない、それほど詳しくは考えたことのない、正確な情報を持たない人々の多くは、「現在の単独親権制では、面会交流が阻害されている。共同親権制にすれば、面会交流が促進される。離婚後も父母が子の養育にかかわれば、子の健全な成育が実現できるので、共同親権制の導入が必要である」といった考えをすんなりと受け入れてしまうのではないだろうか。

 

 ④「子どものため」「男女共同参画のため」という粉飾でごまかされないよう、面倒でも、丁寧に現行制度と運用に関する正しい知識を世論に伝える必要があり、正しく伝われば、現在の日本で、離婚後共同親権を導入することの危険性はおのずと明らかになろう。今後の発信においては、これまでより一層の努力をもって、正確な知識と論点の明確化を意識してこの問題に取り組んでいきたいと思う。

~~~抜粋終わり~~~

 

 

最後に当該ブログの疑問点を指摘して終わりとします。

 ①について、共同親権は子どものための制度なので、両親ともに子どものためになる親であれば共同で、どちらかの親に問題があれば単独でしょう。そしてそもそも、離婚後に両親が共同で子育てをした方が良いのか、単独で子育てをした方が良いのかだと、共同で子育てした方が良いのは子どもからすると当然であり議論の余地はありません。それについては先進国及び諸外国が証明しています。

 

 ②について、離婚後も子の養育に父母が関わることが子どものためになるのは、子どもからすると当然であり議論の余地はありません。これについても先進国及び諸外国がすでに証明していることです。

 

 ③現在の強制的な一律単独親権制では、面会交流が阻害されるどころか、親権者の悪意により親子断絶することも可能。そして子どもと会えなくされて自殺する親もいる。さらに、母子家庭における交際相手や再婚相手による虐待や虐待拷問殺人の数々。逆に、現在の強制的な一律単独親権が子どもにとってどんなメリットがあるのか詳しく説明して頂きたいところ。

 

 ④共同親権は、どう考えても「子どものため」であり、また「男女共同参画(女性の社会進出)」にもなる。強制的な一律単独親権のほうがそれらのためになるのであれば、現行制度でも、運用に関する正しい知識でも、何でもいいので是非とも詳しく説明願いたい。そして、強制的な一律単独親権でバンバン起きている母子家庭における交際相手や再婚相手による虐待や虐待拷問殺人よりも、共同親権を導入することの危険性が高いのであればそれも合わせて詳しく説明して頂きたい。