6月25日（火）オリックス8回戦（京セラD）、7-2で勝ち。対戦成績5勝2敗1分。失点してもリードは守る。ピンチでも冷静沈着な投球が光った。勝てる投手は、ここが違う。
今季初対戦（昨年もあったかどうか）の曽谷には苦戦すると予想していた。初回先頭打者の周東の遊ゴロがリクエスト判定で覆り、嫌な予感がした。
思わず声が出たのは6回。周東がヒットで出ると今宮は投前に送りバント。これを曽谷が一塁に暴投。カバーに入ったライトの森が取り損ない、ボールはライトフェンスまで達して想定外の2点が追加された。曽谷の暴投にアッと大声が出て、森の後逸にもまた大声が口を突いた。
曽谷は左腕だから、森は曽谷と1塁ベースを結ぶ線上を目指してライトのファウルゾーン伝いに前進してきたが、曽谷が投げたボールは逆にシュートしてフェアゾーンに転がっていったのだった。長年プロ野球を観戦しているが、こんな場面はまずお目にかかった記憶がない。
この失点がなければ、曽谷は7回あたりまで有原との投げ合いを演じていたのではないか。惜しいプレーだったが、自ら招いた失策だから仕方ない。
下位打線が想定以上の働きをした。広瀬は幸運なヒットもあるが、1軍の水に慣れてきて攻守に良い仕事をしている。交流戦に入ってからのデビューだから、これからが正念場だが、しばらく使ってみたいと思わせるに十分な活躍である。
正木もラッキーヒットがあり得をしたが、6番を打つには物足りない。バットが遠回りしているので、空振りが相変わらず目立つ。指揮官がこだわる2ストライクアプローチができないと、スタメンは厳しい。
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