本拠地ラストゲーム | 嗚呼 ソフトバンクホークス

嗚呼 ソフトバンクホークス

九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。


引退胴上げ 24日の本拠地最終戦。この試合だけは、内容抜きにして最後まで観戦した。しかし、選手たちは感慨に浸るだけだったのか、今季を象徴する無為無策のゲームになった。戦意を喪失すると、勝負の世界は実にあっけないものである。


胴上げはしないと思い、場内一周の場面でスイッチを切った。しかし小久保の発案で王監督が宙に舞った。


勝っても負けてもいいが、残り試合を含めて1点を泥臭く取っていくゲーム運びをしてほしかった。打って走って得点する。そういう打撃中心の野球は、当分無理だ。西鉄以来、九州人は豪快野球が好きだから、チマチマした点の取り方を志向する野球はファンも納得しない・・・。


そんな声はどれだけあるのだろう。やはり勝ってこそ客は増える。閑古鳥の鳴く球場で選手はやる気はしない。チーム再建の道険し。そんな予感がする。



泣いている場合でないぞ! 松中が泣きはらしていた。小久保も目が真っ赤だった。選手が心酔する師に別れを告げ、師は教え子のもとを去る。それは美しい光景だった。


勝負の世界は敗れれば、心ない罵声を浴びせられる。松中、小久保にも容赦ない批判が集まっている。王監督も以前、生卵をぶつけられた。しかし「勝てばその人たちも応援してくれる」と2人を諭した。


王監督は人格者だが、同時にシャレの分かる頭のいい人である。マスコミには誠実に対応するし、分け隔てがない。彼らが心酔するのも当然ではある。


マウンドに整列する選手のなかで、和田の表情が一番印象的だった。キリッと口を結び、厳しい面持ちを崩さなかった。監督が握手にきたときだけ、少し顔が緩んだ。和田の脳裏には「来年からは、もっと厳しいシーズンが続くぞ」との思いがあるのではないか。


つい先日、やけになって借金20を目指そうと書いたが、現実ものになりつつある。あと6試合、見る機会があれば、選手の試合に臨む姿勢を注目したい。