クロスギアと摺動子なるもののセットを組み込み、カバーを固定したところです
次は、上の方からいろんなものを組み込んでいく工程です
まずは、クロスギアを上から固定するパーツ類
お次は上からピニオンギア周辺を入れ込んでいきます
この小さい方のベアリングを、おニューのベアリングと交換します
これこれ・・・
こいつをそのまま使ってもいいんですが、
やっぱりグリス抜きしてオイル注油します
これはけっこう何度もブレーキクリーナーとエアスプレーを使いました
相当しっかりグリスが入っていたんですね
10回くらいするとストレス無く回転するようになったので
これをまずボディのピ二オンギアを受ける穴に差し込みます
そして、グリスを塗ったピニオンギアを差し込んだのが上の写真
さらにその上からもう一つのベアリングを差し込み
ピニオンギアも固定完了
これで、ローターと同じ方向の回転系のボディ内のパーツは
組み込み終了です
今度は、さらに上からローターと直接関係するパーツを
組んでいきます
ブレーキギア組 です。
これは下部の止め輪を外して分解しクリーニング済みです
はめ込んだら、ねじで固定し、ベアリング類を上から挿入
薄いシールドと金属で、蓋の役割もしてます
さらに、ブレーキシューを固定
これで一旦この辺は終了
ボディ側の組み込みを完了させます
これは、クロスギアの溝をたどっていく「クロスギアピン」周辺
20年以上前になりますが、これを初めて見た時は
「ほ~~~。」と感心しました。
この溝を金属の爪がたどっていくんですが、
シリコンの筒の中で、爪が微妙に向きを変えることで、
上から下まで一方向に動き、端で逆向きの溝に入り
これを延々と繰り返すんですね
そして、スプール軸を上下に動かす・・・
よく考えたもんですねぇ。
スピニングリールが生まれて今まで、この機構は不変ですね。
摺動子の穴に順番に入れ、上から蓋をねじ止めして完了です
ここは、グリスではなくオイルです。
最後にメインギアの組み込み
下のベアリングはボディ側
上のベアリングは蓋側
はめ込んでこんな感じ
ボディを蓋して、ハンドルを差し込んで、ここでテストです。
回してみて違和感がないのでOK 作業を進めます
次はブレーキハンドルの取り付け
自動車のディスクブレーキみたいに、
金属(ブレーキコア)を挟み込むようなブレーキです
ブレーキコアをブレーキギアにはめ
止め輪をはめ、コイル状のゆる~いバネを入れ
ローラークラッチ組を差し込み、止め輪で固定します
このバネは、ブレーキコアに遊びを与えつつ安定させるものですが、
この辺は何とも改良の余地がある部分ですね
回転させると当然このバネは異音の元になるし
ブレーキコアはいまいち不安定な角度で止まったりします
今のリールはどうなってるんでしょうか?
さて、この後はローターの組み込みとボディカバーの取り付けで終了です
ローターを固定するこのボルト
上下向きが決まってます
角が丸くなってる方を下にしないと、ボディを傷つけます
(これも、20年ぶりくらいの新しい認識でした!)
ローター固定完了
ボディカバーの取り付け
これで終了です
ところが、ここで一つ問題が・・・・