アロハ
関西空港から、
8時間かけて着いたハワイは、
とても眩しくて暑かった(笑)
目を閉じると浮かんで来る、
本土と比べても常に4~5℃温度が低い、
島の暮らし。
朝晩冷えて毛布にくるまり、
熱いコーヒーを飲んでいたのに、、、
ハワイは、もう冬もとっくに終わり、
すっかり常夏になっていた。
昨日の朝、フェリーに乗り南港に着き、
関西空港で重いスーツケース3つを預ける。
フライトは夜だし、
時間はたっぷりある。
せっかくだからと電車を乗り継ぎ、
爺のリクエスト、大阪城へと向かう。
たぶん15年ほど前だろうか、
同じ場所で本物の城を見て一人感激していた爺。
多くの外国人で、
ごった返していた関西空港と同じく、
大阪城も外国人観光客でいっぱい。
日本での最後の晩餐は空港で食べた、
キツネうどんと、爺は肉うどん(笑)
時差と疲労でふらふらしながら、
空港でタクシーを捕まえ、
車がいっぱいの、
片側4車線のフリーウェイを走っている時、
ふっとあの信号も人も車もいない、
島の一本道が、
浮かんで、消えた。
そして、やっとアパートにたどり着いた。
もうすっかり忘れかかっていた、
ハワイの我が家。
ドアを開けると、
ワンコがしっぽを振り飛び付いてきた。
自分の家なのに、
床が畳じゃなくて、
白いタイルってことに、
寝床が布団じゃなくて、
ベットになっていることに、
そして、
窓から見える景色が変わっていることに、
そんな当たり前のことに、
驚く、老夫婦。
そして、久しぶりの、
ダイヤモンドヘッドに一人手を合わせる。
ずっと念願だった、
島の小さな古民家を手に入れた。
人々は優しくて、
一日中鳥の声が聞こえる、
そんな理想の島暮らしができた。
この海の向こうに、
私達の帰りを待っていてくれる家がある。
家族や友人にも会えて、
楽しい思い出を作ることができた。
事故にも合わず、病気もケガもなく、
こうして何とか無事に帰ることもできた。
本当にありがとうございます、、、
島で取れたひじきや、ワカメ、
地元の酒等のお土産がたっぷり詰まっている、
スーツケースを開けると、
あの小さな島の緑の匂いがして、
胸がキュンとした.....
そうだよね、、
って窓の向かうに聞いてみる、
が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、
何にも言わず、
ただ黙って佇んでいるだけ...
続く。