[ハワイ] 島暮らし 奇跡のように決まったこと | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ


穏やかな島の朝。

まるで森の中にでもいるように、

今日もウグイス達のさえずりで寝覚める。

淹れたばっかりのコーヒーを手に、

サンダルを履き庭に出てみる。

何を話しているんだろうか、

鳥達の澄んだ声がめちゃ楽しそう!!

あぁ、なんて贅沢な朝...


鳥の声に耳を澄まし、

うっとりしていると、

黄色い蝶々がヒラヒラ飛んできて、

前の空き地の雑木林の、

紫色の花にとまる。

可愛いなぁ....

ハワイに帰るまでもう後もう2日。

ふっと頭に浮かんだのは、

この小さな古民家の火災保険。

何があるか分からないから、

掛けて帰りたいなとは思っていて、

ネットで検索なんかもしてみたけれど、

もう時間もない。

来年でいいか....と諦めていたその時。

この前のBBQでの出来事。

まだ小さな子供2人いる甥のお嫁さん。

中古の家も買ったし、

子供達を保育園に入れて、

最近働き始めたんですと、言う。

へぇ、そうなんだ。

で、なんの仕事?

と聞くと、

聞いたことのある有名な保険会社で、

外交員のパートを始めたばっかり。

研修が大変なんですよ~!!

えぇ、、、保険会社?

もしかして火災保険とかやっている?

あ、はい。あります。

な、なんじゃー!!

ハワイに帰る3日前に判明したこの事実!!

ずっと研修していて、

6月から、今月から売れるように、

なったんです!!

と、顔をほころばせる、華奢で若い彼女。

そうか、そうか、、、

じゃあ、お願いするね。

安いのでいいから、と付け加える婆(笑)

次の日、権利書にあった築年数と家の広さを、

写真で送り、

値段を出してもらい、

その夜、家族でウチへ来てくれて、

書類を作成。

説明を受けて火災に加え、

地震保険にも加入した。

家が平屋で小さいのもあり、

まぁ、何とか、

雀の涙ほどもらえるようになった年金で、

賄えそうだ。

なんせ研修を終えたばかりの新人の彼女、

分からないところは、

時々上司に電話しながら、

ゆうちょの印鑑を押し、何とか無事に完了。

何ていうタイミング。

BBQで保険の仕事を始めた、と聞いてから、

丸一日で契約完了!!

そして、な、なんと、我らのこの保険は、

彼女の初の契約となった。

喜ぶ彼女の顔を見て、

胸がジーンとする。

まるで奇跡のように ...

誰かに導かれるように、

ハワイに帰る前、

こうしてあっと言う間に成立できた、

この小さな古民家を守ってくれる保険。

爺と2人、これで安心して、

ハワイに帰ることが出来る、

そんな「お守り」が手に入った。

本当にありがとうございます!

と笑顔でお礼を言ってくれる甥のお嫁さんの、

始めての客となれたのも、

本当に嬉しい!!

新人の時は仕事覚えられなくて、

大変だけれど、頑張るんだよ!!

諦めたらダメだよ!続けるんだよ!!

と、去年最年長の新人として、

アラモアナで始めたパートで、

仕事が全く覚えられなくて、

ストレスで出社拒否に陥っていた、

60代婆が、エラソーに20代に諭す(笑)

オメーが言うなよ(笑)

ノンアル飲んでなんやかんや話してたら、

もう夜の9時過ぎ、

寝てしまった子供達を抱え、

車で帰っていく甥家族に、

See you next year !!と、爺が手を振る。

気をつけて帰ってね、

また来年.....



そうだよね...

って空の向こうのダイヤモンドヘッドに、

問うてみるが、

あまりにも遠すぎて、

返事はまだ、ない。

続く。