[ハワイ] 島の暮らし 爺の念願が叶った時 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



小さな島に、


念願の古民家を買った老夫婦。


島に行ったら釣りをするんだ!


ってずっと言っていた爺。


そんな健康だけが取り柄だった、70代爺、


去年の暮れに突然前立腺の病気になり、


まさかのエマージェンシールームに入院、


そして、911と、


本当に大変だった。


もう日本には行けないかも...と不安がよぎる時、


励ます言葉は、


日本に行ったらあの島の家が待ってるよ。


あそこで釣りするんでしょ!!


5ヶ月もの長い間おしっこ袋をぶら下げ、


それでも、気が紛れるからと、


ずっとフルタイムで仕事を続け、


内視鏡手術を経て、


おしっこ袋もやっとやっと取れた。


そうして、やっとの思いで辿り着いた、


我らの島の小さな家。


そんな五月晴れの昨日、


ヤツと3人で釣りに出かけた。


釣り道具一式はすでに買ってある。


島の至る所が、


きっと絶好の釣り場所に違いなく、


また週末だからか、


小さな堤防には、釣り人がポツポツ。


例のおじいさんがくれたエサを持って、


ひなびた波止場へと向かう。


目の前に広がる、


小舟がゆっくり進む、


キラキラ光る穏やかな海、


岬の向こうに見える小さな漁村、


振り替えれば、


新緑の山々に青い空、


そこを悠々とトンビが飛んでいる。



ヤツと爺。


釣糸を垂らす。




何も考えず、

何も心配せず、

ただ黙って静かに待つ。

その時、

まさかの爺の棹がしなる。

えぇー!!!!

鯛だった。ピンク色の鯛。



大喜びの爺。

良かったね、、、

念願かなったじゃん、、、

そう、一人心の中で呟く。

その後、もう一匹、

そして、ヤツも小さな魚を3匹と、

合計5匹の成果に大満足の1日。



やったね!!!

そして、やっぱり夜はBBQ。

その夜は試験が終わった孫達を引き連れ、

息子家族が駆けつけくれた。

渡したお土産に大喜び。

みんなでわいわい。

魚アレルギーのヤツのため、

網の隅っこで塩焼きした鯛は、

格別の美味しさだった。



そうだよね、、、

って空の向こうのダイヤモンドヘッドに、

問うてみるが、

あまりにも遠すぎて、

返事はまだない。

続く。






























昨日も五月晴れのい最高のお天気。


ヤツと3人で釣りへと出かける。