[ハワイ] 島暮らし 胸がキュンとする時 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ




ずっと住んでみたかった、憧れの島暮らし。


年に一度帰る度に、


格安物件を探していたけれど、


なんてたって庶民の我ら老夫婦。


その予算は、恥ずかしいかな、


まさかの100万円台(笑)


去年一目見ただけで、


その昭和感溢れる二間続きの畳の部屋に、


ビビッときて、


衝動買いした小さな島の格安古民家。


あれから1年放置されていた、


草ぼうぼうの庭に、


埃とクモの巣だらけの我が家、、、


その惨状に、愕然としながらも、


毎日少しずつ掃除と片付けをし、


ハワイから一緒に付いてきた、


爺のベストフレンド、「ヤツ」が、


少しずつやってくれた草刈りで、


草ぼうぼうだった庭も、


こざっぱりときれいになった。




(草刈り後の庭と軽レンタカー)


そして、これもずっとやりたかった、


「布団を干す」と言う行為。


ハワイではアパートに住んでいる。


もちろん庭なんぞない。


それに寝るのは、ベット。


庭に「布団を干す」なんて、


夢のまた夢だった。


お日さまをいっぱい浴びた、


ふかふかの布団を、


畳の上に敷いて寝る....こんな贅沢はないだろう。



小さな庭の塀の向こうの土地は荒れ地。


そこには草が木々が生い茂っていて、


鳥達の声が一日中聞こえる。



二間続きの畳の座敷の


縁側に座り、


ウグイスと鳥達のさえずりをまったりと聞く。


青い空と風に揺れる緑の木々、


そして、我が小さな庭に、


干された3人分の布団.....に、


胸がキュンとなる。




夕方には歩いて5分の海を見に、


爺と散歩に出る。




夕暮れの瀬戸内海の、


穏やかな海....


島の向こうに沈んでいく夕日。


ハワイが「動」なら、


きっとここは「静」がぴったりの、


静かな日本の昔ながらの風景に、


再び、胸がキュンとなる。


これだ、これ....


これが見たかったんだ...




そうだよね?


って海の向こうのダイヤモンドヘッドに、


問うてみるけど、


あまりにも遠すぎて、


返事はまだ、ない...


続く。