[ハワイ] 全てに感謝する雨の日 | 婆様のハワイ日記

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ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



アパート全体の水道管を新しいのに替える、

そんな大がかりな工事が始まって、

そろそろ10ヶ月近く経つ。

やっと自分達の所の工事も終わり、

そろそろ終盤に入ってきた。

喜んだのも束の間、

すっかり忘れていたけれど、

全て終了すれば、

今度は支払いが待っている。

1ユニット、3万ドル以上(約450万円)

もちろんまたローンを組むわけだけれど、

アパートのローンにこのローン、、、

それに加えて、

月々の管理費だってセットでついてくる。

これだって年々上がり続け、

今じゃ毎月1000ドル(約15万円)は、

当たり前。

その内、近い将来、

2000ドル(約30万円)時代が、

やって来るだろう.....


やめよう....

先の事はもう、考えないようにするのだ。


朝6時頃、

いつもメールでのお知らせが入る。

パイプ工事なので、

アパートを縦割りに断水を実施。

毎朝、工事のため今日の8時から、

このユニットを断水しますと。

そして、大体夕方4時頃、本日の工事終了、

ゆっくり水を出して下さい。

そんなメールにも、もうすっかり慣れた、

今日この頃。

自分のユニットの工事が終わっても、

他がやっているわけだから、

水は出ないし、もちろん流すことも出来ない。

それを4ヶ月近く頑張ってきた。

やっと他の縦割りに移り、

自由に水が使えるありがたさを、

かみしめている日々。

ところが、、、、







昨日、夜8時に突然メールが入る。


今、工事している他の縦割りユニッが、


再び断水すると。


緊急事態だろう。


水も出ないし、流すな。トイレも使えない。


なんなら料理も出来ない、、、


もちろんシャワーだってダメ。


それが朝まで続いたと言う。


今朝聞いた話では、


あるユニットのトイレの管が破裂。


水が溢れだして、


フロアは水浸し、


止まらなくなり大騒動。


結局、断水するしかなくなったと言う。


その50世帯の人達は、


大変な夜を過ごしただろう。


不便だけれど、


それでも、一晩経てば誰かが治してくれる。


水がない生活。


水害で、地震で、


被災された人達。


水どころか、電気だってない。


倒壊し、流された長年住んだ自分の家を見て、


どんな気持ちになるのか、


その大変さを、その辛さを、


想像することすら出来ない。


当たり前じゃない、この毎日、


その全てに感謝しよう....


水が出ること。電気が使えること。


住む場所があること。


働く場所があること。


こうして健康で、生きていること....


本当に本当にありがたい....



窓の外は雨。


天気予報によると、


珍しく今日は100%雨の予報のハワイ。


さぁ、小さなお弁当を作り、


バスでパートへと向かおう....




そうだよね、、、


って窓の外に向かって一人呟いてみる...


が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、


何にも言わず、


ただ黙って佇んでいるだけ....


続く。


(今朝のワイキキ)