[ハワイ] 心の中で手を合わせたこと | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



昨日は嬉しいことがあった。

ノイローゼ寸前までいった、

この年で始めた新しいパートも、

5ヶ月過ぎた。

マジで出社拒否気味だった60代の新人も、

ここに来て、

やっと大体の流れが何とかわかってきた....

そうやって喜んだのもつかの間、

販売員だからとにかく売らないといけない。

いつまでも新人だからと言い訳できない。

これがなかなかのストレスになる。

ずっと売れないとソワソワし、

マジで焦る。

だけど、この円安。

日本人のお客さんはなかなか難しく、

必然的に円安には関係のない、

ドルを使うアメリカ人の購買に、

頼らざるを得なくなる。

英語が苦手な婆。

が、そんなことは言ってられない。

もう、やるしかないのだ。

イースターで暇だった昨日。

1組の家族連れが入ってきた。

中国語が聞こえてきた。

コロナ以降、

アメリカは中国人には、

ビザを出さなくなったという。

だからこうしてハワイに来るのは、

通常はアメリカ本土に住んでいる、

中国人。

60代位の両親と30代くらいの息子さん。

両親は中国語を話し、

息子さんが英語で通訳してくれる。

お母さん、バックが欲しく、

いろいろ試し、

一度考えますと、お店を出ていった。





その後、3、40分位して、

また戻って来てくれた。

そして、またお母さん、

バックを肩にかけたり、

鏡の前であっち向いたり、こっち向いたりと、

試すのを、

少しだけ覚えている中国語を、

思い出してお手伝いする。

それをニコニコしながら見ている、

ダンナさんと息子さん。

ハワイでのバケーション。

こうしてショッピングもするのも、

また楽しいだろうし思い出にもなるだろう、

そんなとても仲良の良い家族. ...

そして、

これにしますと、とうとう決めてくれた、、、

嬉しかった.....

もう一人の同僚も接客中だったから、

指差し確認しながら、

レジを終え、リボンをし、

何とか落ち着いて最後まで一人でできた。

色々お礼を言いながら、

カリフォルニアから来たと言うその家族に、

紙袋を手渡すと、

息子さんが、

あなたの接客は素晴らしかったです。

ありがとう。

あなたの名刺、貰えますか?

と笑って言ってもらえ、

婆と言いますと、

震える手で差し出した。

ハワイを楽しんでくださいね!と、

お見送りした後、

心の中で手を合わせた。

まさか、こんなに嬉しい日が来ようとは.....

ついこの前までストレスで、

夜中に目が覚めて寝られなかったのに. ...

これもただただ、

コメントで一生懸命励ましてくださった、

皆様のお陰です......


我が人生、最後の仕事。

いつまで続けられるか分からないけれど、

お前なんかもう要らない。

やめてくれ!と言われるまで、

その一日一日を、

悔いのないように、

これからも精一杯頑張ろうと思います、、、


そうだよね、、

って窓の外に向かって一人呟いてみる...

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)

◇ボケ防止ではじめたYou Tube 
「ハワイ俺様日記」。
   老眼で目をショボショボさせながら
   何とか携帯だけで作っています(苦笑)
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