[ハワイ] 遂に出社拒否か!? | 婆様のハワイ日記

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ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



昨日はアラモアナとは違う、

マッサージのパートだった。

20年前、

マッサージのライセンスを取ってから、

ずっと働かせてもらっている。

気心が知れた長い付き合いの同僚、

新しく入った若いロコ達、

ボス夫婦、

定期的に来てくれる、いつもの常連さん。

心穏やかに働ける楽しい職場。

土曜日なので明日は皆お休み。

だからいつも仕事が終わると、

小さなテーブルを囲み、

自然にみんなが集まり、

お疲れさん!!と、

奥さんの手作りのおかずをつまみながら、

英語と日本語でワイワイと話が弾む。

本当にありがたい、

ハワイの実家のような職場。

が、ボスも今年84歳、、

彼をずっと支えてきたローカルの奥さんも、

70半ばになった。

30代で、日本からハワイに来て、

マッサージ店を初めて約50年。

ボスも随分と、年を取った。

そろそろ引退を考えているボス。

いつかはこのハワイの実家が、

無くなると思うと、本当に寂しいけど、

しょうがない。

永遠など、どこを探してもないんだから。

拙い英語で30代の40代の若いロコ同僚と、

バカ話をし、冗談を言い合う。

みーんな笑顔の、

楽しい職場、、、






そして、次の日の今日は、

まだ働き始めて4ヶ月の、

新しい職場のパートの日。

なかなか仕事が覚えられず、

時々胃が痛くなる。

これがストレスなのか.....

紹介し、推薦してくれた元同僚の、

優しいKちゃんには本当に申し訳なく、

それにもまた、悶々とする。

必要とされてない自分。

厄介者の自分。

惨めなおばあさん.....

と、思考はどんどん落ちていく....

あーあ、行きたくないな....と心の中で呟く。

もしかして、これって出社拒否!?

そう思って、60代婆は苦笑いする。


そう言えば、昨日、

新しい職場どう?と、

同じ年頃の同僚に聞かれ、

ちょっと相談をした。

そりゃそうよ、もう年金貰う年だもの。

それも新しい職場、新しい人に、

覚えなきゃいけない、数々の新しい事。

当然時間はかかる。

それに4年のブランクもあるしね。

ハッキリ言って、

そんな、パートのはした金で、

ストレスになり、心も体も壊したら、

元も子もないじゃん。

それにどうにか節約すれば、

何とか暮らしていけるはずだし、

他にも働くとこはいっぱいある。

何も今、この年で、頑張る必要なんてない。

そういうのは、スパっと辞めた方がいいよ。

私は、そう思う....

と、真剣にアドバイスをくれた。



辞めたら一気にこのつらさから解放される。

辞めちゃいなよ!と囁く自分。

いつでも辞められるんだから、、

せっかくここまで来たんだから、

後もう少し、もうちょっと、

頑張ってみなよ!ともう一人の自分が、

説得する.....



人生なかなかだよね、、

って窓の外に向かって一人呟いてみる、、

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ.....

続く。

(今朝のワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)