[ハワイ] 人生最後の仕事 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



生活のため、

年金を貰うこの年で始めた就活。

元同僚の紹介もあり、面接を経て、

アラモアナでパートとして働き初めて、

はや3ヶ月近く経った。

新しい環境での新しい仕事は、

当たり前だけど、

毎日頭痛がするほど覚えること満載で、

コロナで仕事がなくなり、

3年半も家でゴロゴロし、

半分ボケかかったおばあさんには、

もう本当に大変だった。

自慢じゃないが元々物覚えも悪く、

要領も悪い。

仕事で同僚と比べられて、

誉められたことなど今までただの一度もない、

そんな最年長の新人が、

遂に自分のフルネームが入った名刺を、

作って貰えることになった。


働き始めてすぐ、

ある朝突然の爺の前立腺の病気が、

発覚し、救急病院、その後の感染症での911、

目まぐるしく変わるそんなまさかの日々で、

唯一色んなことを忘れられるのが、

その新しい職場となった。

覚えないといけない仕事で頭がいっぱいで、

無駄に心配事をしなくて済んだ。

働けば給料が貰える。

高額医療費の請求書が舞い込んで来ても、

少しは助けになるはず。

爺がダメなら、婆の番じゃ!!

とにかく、どうにかせねば!の、一心で、

何とかかんとか、

ここまでやってこられた。

そして、とうとう、、、

マネージャーから

その名刺を手渡され、

おばあさんは、一人感動する......

そう、名刺を作って貰えたってことは、

お試し期間を経て、

どうにかこうにか、

正式にパートとして、

雇って貰えることになったって意味なのだ~!!

わーい!!!万歳~!!'`,、('∀`) '`,、

苦節3ヶ月(笑)

人手不足の追い風を受け、

何とか雇って貰え、

またまた人手不足の恩恵を受け、

正式パート採用~!!

よかった..........(涙)





グットタイミングでの就活、就職。

まるで神様が、

あなたのご主人は病気になります。

これからお金がかかりますよ。

それにあなたは、リタイアするにはまだ早い。

いつの日か働けなくなるその日まで、

働きなさい。

仕事はもちろん大変だけれど、

働く喜びを、休みの日のあの嬉しさを、

若い同僚達との会話を、その刺激を楽しみ、

給料が貰える事に感謝しなさい。

年金以外に入る収入。

それがこれからどれだけ、

家計を助け、また心の支えになるか....

もう一度味わいなさい。

働ける喜びを.....

まるで神様がそう導いてくれたかのような、

今回のパート就職。

足も腰も痛いし、職場は冷蔵庫(笑)

まだまだ覚えることはいっぱいだけれど、

きっと人生最後の仕事.....

みんなの足を引っ張らないよう、

もう働けなくなる、その時まで、

何とか頑張りたいとしみじみ思う.....そんな朝。


そうだよね、、

って窓の外に向かって一人呟いてみる。

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(今朝のワイキキ
(ダイヤモンドヘッド)