[ハワイ] 笑える老夫婦の年の瀬 | 婆様のハワイ日記

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ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



はっと気がつけば、

今年も後数日を残すのみになった。

怒涛のこの2ヶ月。

この年での就活と爺の突然の前立腺の病気で、

おばあさんはヘロヘロ。

全く掃除も出来ていないしな....

でもいいんだ。

老夫婦、なんとか生きていたら、

埃があろうと、ゴミ屋敷になろうと、

人に迷惑さえかけなけりゃ、

かまいやしない...と開き直る。

そんな老夫婦の年の瀬。

2人共何となくまだ風邪が治らないまま。

明日も明後日も仕事。

若い時は、

嫌だなぁ、早く退職して、

のんびり暮らしたいなんてずっと思ってたけど、

老いた今、

これから爺の医療請求書が、

どんどん舞い込む恐怖の毎日の、

今の状況では、仕事あるって本当にありがたい。

それに、今度いつ自分の番来るとは限らない。

働けるうちに働いておかねば. ..

物は考えよう。

年金貰うこの年で、

仕事させてもらえ、

尚且つ、生活の足しに、

爺の医療費請求書の足しにもなる...

年だからとか、しんどいとか、

文句など到底言えやしない。

少ないけれど我が口座に、

定期的にパートの給料が入る...

その精神的安定、

仕事は本当に大変だけれど、

まだまだ覚えること一杯で、

若い同僚に、助けてもらってばかりだけれど、

終わったときのあの充実感. ...

休みの日の嬉しさ。

まだまだ、社会の一員として、

若いもんと一緒に働ける喜び、緊張感...

一生懸命仕事をしよう。

一生懸命仕事をさせて貰おう。

そんなことをしみじみ思う、年の暮れ。






それに、

70代の爺は、

管を付けおしっこ袋をぶら下げたままで、

当たり前のように仕事に行っている。

爺より若い60代の自分が、

文句を言うわけにはいかないじゃん。

来年は爺の手術もある。

出来るだけ稼ぎたい、

そして、春には日本へ...と目論んでいる、

そんな老夫婦2人の忙しい年の瀬。


何だか笑えるね...

って窓の外に向かって一人呟いてみる..

が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、

何にも言わず、

ただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(今朝の月とワイキキ)
(ダイヤモンドヘッド)