アロハ
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はっと気がつけば、
今年も後数日を残すのみになった。
怒涛のこの2ヶ月。
この年での就活と爺の突然の前立腺の病気で、
おばあさんはヘロヘロ。
全く掃除も出来ていないしな....
でもいいんだ。
老夫婦、なんとか生きていたら、
埃があろうと、ゴミ屋敷になろうと、
人に迷惑さえかけなけりゃ、
かまいやしない...と開き直る。
そんな老夫婦の年の瀬。
2人共何となくまだ風邪が治らないまま。
明日も明後日も仕事。
若い時は、
嫌だなぁ、早く退職して、
のんびり暮らしたいなんてずっと思ってたけど、
老いた今、
これから爺の医療請求書が、
どんどん舞い込む恐怖の毎日の、
今の状況では、仕事あるって本当にありがたい。
それに、今度いつ自分の番来るとは限らない。
働けるうちに働いておかねば. ..
物は考えよう。
年金貰うこの年で、
仕事させてもらえ、
尚且つ、生活の足しに、
爺の医療費請求書の足しにもなる...
年だからとか、しんどいとか、
文句など到底言えやしない。
少ないけれど我が口座に、
定期的にパートの給料が入る...
その精神的安定、
仕事は本当に大変だけれど、
まだまだ覚えること一杯で、
若い同僚に、助けてもらってばかりだけれど、
終わったときのあの充実感. ...
休みの日の嬉しさ。
まだまだ、社会の一員として、
若いもんと一緒に働ける喜び、緊張感...
一生懸命仕事をしよう。
一生懸命仕事をさせて貰おう。
そんなことをしみじみ思う、年の暮れ。
それに、
70代の爺は、
管を付けおしっこ袋をぶら下げたままで、
当たり前のように仕事に行っている。
爺より若い60代の自分が、
文句を言うわけにはいかないじゃん。
来年は爺の手術もある。
出来るだけ稼ぎたい、
そして、春には日本へ...と目論んでいる、
そんな老夫婦2人の忙しい年の瀬。
何だか笑えるね...
って窓の外に向かって一人呟いてみる..
が、ダイヤモンドヘッドは今朝もまた、
何にも言わず、
ただ黙って佇んでいるだけ....
続く。