アロハ
普通のおじいさんかと思っていた。
おじいさん、偉いねえ、、初参加かな?
な～んて上から目線で思っていた。
その人が、まさか、
ホノルルマラソンのレジェンド、
なんと日本人最多の47回連続出場の、あの、
フォーク歌手の高石ともやさんだったとは、
思ってもみなかった...
名前は知っていた。
確かフォークソングの歌手だってことも。
でも顔は覚えていない。
後で検索すると、
なんとこの人、36歳から、
フルマラソンを１００回以上完走、
トライアスロンも、もちろんのこと、
オーストラリアのウルトラマラソン８日間も、
日本人初の完走を果たしたという、
凄い人だった.....！！
82才の今でも、毎日、
3、4キロは走っているという。
凄い！凄すぎる .....
そういえば、スタートの時に、
日本語のアナウンスが流れ、
「今、あの高石ともやさんがスタートしました！」
って、言っていたのは聞こえていたけれど...
婆の3回目参加のホノルルマラソン（10K）
その歩いている最中に、
何となくいつも付かず離れずにいた年配の人。
ニコニコ歩いている、おじいちゃん。
まさかその人が、
あのホノルルマラソンのレジェンド、
とは露知らず、
えらそーに話しかけていたっけ。
ゴールの後も道端に座っていた、
そのおじいちゃんとたまたま遭遇。
お疲れ様です～
なんて気軽に話しかけていた、婆。
その横にいた人が、
この人、高石ともやさんですよ。
ホノルルマラソン日本人最多の、
47回の連続出場を誇るんです。
だから見てください。
ゼッケンのナンバーが、
特別に２桁を付与されているでしょう？
この47は連続出場の番号の意味なんですよ！
えぇーーーーーー！！！！
た、確かに、、、
ゼッケンってみんな、
５桁くらい数字が並んでいるはずだけど、
「47」だ.....2桁.....カッコいい....
凄い！素晴らしい....
そして、本当に偉い人は、威張らない。
自慢しない。
高石さんはただニコニコ笑っているだけ。
そう説明してくれた、
12キロのスザーフォンを担いで、
演奏しながら、
高石さんと完走した、レオさん。
途中で担がせてくれたけれど、
もう、石の重りですぐにギブアップ...
腰が割れそうだ（笑）
凄いなぁ。
これをずっと担いで歩き、演奏だってする。
途中、アメリカ人の男性が、
誕生日だからハッピーバースディーを、
演奏してくれ！と来た。
みんなで拍手をしながら、
一緒に歌い、エーイと拍手。
楽しいなぁ。和気あいあいなこの雰囲気。
ホノルルマラソンならではだよね...
何だか胸がジーンと熱くなる、この光景。
こんな素晴らしい出会いがあり、
大先輩の見事な姿を見せてもらう。
（高石ともや さん82才）
47のゼッケンが輝く。
家に帰って、貰った新しいメダルを加える。
3つ並べて、一人ニコニコ（笑）
メダル1つ1つの思いが蘇る、、
よーし、目標20個集めるぞ～（笑）
高石さんのように80過ぎても、
参加していたい......と、
密かに夢を見る、おばあさん。
そうだよね?
と、窓の外に向かって一人呟いてみる...
が、ダイヤモンドヘッドは、
今朝もまた何も言わず、
ただ黙って佇んでいるだけ...
続く。
（今朝のワイキキ）
（ダイヤモンドヘッド）