[ハワイ] 日本の孫とハワイの孫 | 婆様のハワイ日記

婆様のハワイ日記

ハワイの片隅で生きるアメリカ人爺夫と日本人婆妻の老夫婦デコボコ日記です。

アロハ



同い年、14才の、

日本の孫娘とハワイの孫....



今年帰国した時、

たまたま参観日があり、

お嫁さんが誘ってくれた。

参観日かぁ~懐かしいなぁ.....

そう言えば、ハワイの学校には、

参観日や運動会なんて行事事は、

全くといってないなぁ、、、

なーんて思いながら、

校門を入り、

校訓が彫られた石の前を通る。

入り口にある下駄箱.....

あぁ、そう言えば、ここで靴を脱ぎ、

上靴に履き替えてたっけ.....

懐かしさのあまり胸がキュンキュンする。

お嫁さんが車を駐車している間に、

キョロキョロしながら先に教室へ。

何人かの父兄が教室の後ろや廊下付近で

授業を見ている。

いやぁ、なんとも懐かしい....この光景。

まるで昭和にタイムスリップしたようで、

なんだかドキドキする。

孫娘を探すが.....どこにいるのか、

全く見つけられない!!

何故なのか......??

だって全員皆同じに見えるから。

同じ制服に、

当たり前だけど同じ髪の色に髪型。

同じような体型、、、

これにクラス全員マスク使用。



たまりかねて近くに歩いて来た、

担任の先生に聞く(笑)

えーそこにいたの??

側にいたのに全く気が付かなかった!

手を振ると恥ずかしそうに下を向いた、

我が可愛い孫娘。

参観日が終わり、

後でお嫁さんに聞いた、

恐ろしく厳しい校則に、のけ反った婆.....


履いていい靴下は真っ白のみ。

オフホワイトもダメ。

ワンポイントがあるのも禁止。

ってか、靴下ごときでここまで厳しくして、

一体何の意味があるのか?


男子は、髪の毛は耳につかないように短髪。

前髪は眉毛よりも伸ばさないこと。

女子は、肩に髪の毛がついたら結ぶこと。

その結ぶゴムは必ず黒。

ポニーテールの高さと位置も、

センチメートル単位で決められていると聞き、

大きくため息をつく。

一体いつの時代の話?

個性なんて無視、

いや押さえつけてるようなこの校則....

軍隊でもあるまいし、、、

そこまでする必要あるんだろうか。

だって、半世紀も前の、

50年前の婆の昭和の時代より、

な~んにも変わってない。

いやもっと厳しくなってるじゃん.....

一体どう言うこと.....?

この厳しい校則に、

今の時代、何か意味があるのだろうか??

なんだかなぁ、、、

しかし、可哀想なのは生徒たち。

コロナからずっ~と、

全校生徒マスク着用を義務付けられた、😷

顔が隠れたままのクラスメートたち。

卒業してどこかですれ違っても、

きっと誰だかわからないよね....



それに比べ、

ハワイのお孫。

初めてのお迎えに行って見る同級生たち。

制服は学校のTシャツのみ。

後は全くの自由。

そもそも人種がいろいろだから、

髪の色も肌の色も違う。

髪型だっていろいろ。自由。

茶色のカーリーヘアの子、金髪の子。

腰まで伸ばしたストレートの黒髪の子、、

みんな個性があり、

Tシャツ以外は好きな格好をし、

好きなバックを持ち、

そして、みんな笑顔だ。

もちろんマスクなんて誰もしていない。

同じ体操服、同じ上靴、、、

その全てに名前を書き、

通学用カバンでさえ指定され、

同じものを皆と同じように持つ日本の孫。

厳しい部活に加え、

塾にも通い、高校受験に向けて、

勉強勉強の毎日。

もちろん勉強も大事だけど。

なんだかなぁ、、、と思う昭和の婆。

どう思う?と窓の外に向かって聞いてみる。

が、我らのダイヤモンドヘッドは、

今朝もまた、

何も言わずただ黙って佇んでいるだけ....

続く。

(ワイキキ)
(今朝のダイヤモンドヘッド)