みなさま、アロハ!
私(Keiko)がクム(先生)たちから学び
お伝えしているロミロミのことを
今日はお話したいと思います。
私がロミロミを学んだのは、ここハワイ島。
最初のロミロミとの印象的な出会いは、
2005年秋にヒロで開催された
『伝統的なハワイのヒーリングを学ぶ
ワークショップ』でした。
まだまだのんびりしたヒロの空気の中、
このカンファレンスには「ヒーリング」という
大きな枠の中に含まれるハワイ語やフラなどの
先生たちも集まっていました。
先生たちは楽しそうに休憩中やクラスの後に、
ウクレレを鳴らしたり、歌を歌ったり、
踊れるアンティやクムが立ち上がり
ニコニコと拍手を受けながらフラを踊ったり。
そんなクムたちに会いがてら、遠方から、
生徒さんたちを連れてきてフラのデモを
行ってくださる先生方もいらっしゃいました。
その多くは次の世界に進まれていますが、
その存在の感覚をまだ感じることができます。
たくさんのクム、クプナ(年長者)たちが
幸せそうに集いお互いに言葉や愛情を
掛け合っている姿に、「アロハ」とは
とても温かいのだな〜を体感しました。
その時のクム(先生)たちとの出会いが、
私のロミの縦糸のような流れです。
アンクル・アルバやカイポ・カネアクア師に
お会いしたのも、大きな笑顔が優しい
パパKとの親交が深まったのも、
小児期にポリオを患いましたが、両親が
ロミロミで彼女の命を取り留め
動かなくなった下半身の制限も受けずに、
ロミロミを学び、力強い手や腕での
床での施術を続けていたヒロに住む
アンティメアリーに出会ったのも
このワークショップでした。
アンティのお家にお邪魔してロミロミを
受けたり、施術を見せていただいたり。
今活躍されている先生方の前の世代の
先生方の存在をじかに感じることができたこと。
私の大きな財産となっています。
<ここでのワークショップで施術の
デモをするアンクル・アルバ>
その後、アンクル・アルバとの交流は続き、
オアフのクリニックを訪ねたり、
ワークショップに参加したり。
遊びに来た母を連れて施術を受けに行った
こともあります。
ルアの流れをくむ彼のロミロミの技術を
学ぶことはありませんでしたが、
ここや日本で彼のワークショップを開催し、
様々な形で彼や彼を継ぐクムと関わる中で
ハワイのヒーリング哲学や彼が人生をかけて
学び磨いてきた思想や姿勢を、彼と日本の
生徒さん達とを繋ぐ立ち位置で
学ばせてもらいました。
<ヘイアウでの儀式にて。参加するアンクルと
彼を慕う生徒や彼をサポートするアンティ達に
加えてもらいました>
また、クリニックで笑い話をする姿や、
神殿での伝統的な儀式に向き合う姿勢など、
施術時以外の振る舞いから学ぶことも
たくさんありました。
カイポさんからも施術を受けたり、
ここでのワークショップをお手伝いする中で、
知識や情報、技術ではなく、言葉では
うまく伝えられないのですが、
彼が引き受けた伝統とその責任、
その広がりや強さ、美しさを感じました。
<施術のデモをするカイポさん>
友人の紹介でロクサーヌ先生に出会ったのは
その半年ほど後。
施術を受けて、その丁寧な施術に加えて
私の体だけではなく心やエネルギーも
整えようと2時間半もかけて汗をかきながら
(ボルケーノは涼しくお布団をかけての施術なのですが)
向き合ってくださった姿勢に感銘を受けて、
「教えてください」とお願いしました。
「教えるより施術が好きだから・・・」
と、その時は丁寧に断られました(笑)
できることをして待ってみよう。と、
その後、エサレンでマッサージを学び、
ハワイ州のマッサージライセンスを取り、
と準備を続けていました。
ある日、施術を受けていたところ、
ロクサーヌ先生が突然、話し出しました。
何かの流れが変わっていました。
先生からまずは私がロミロミを学び、
そのあとは、日本の生徒さんたちにも
教えたいとのこと。
最初に施術を受けた時から2年が過ぎて
いました。
先生のロミロミのワークショップの
アシスタントや通訳をする中で、
先生とご飯を食べたり、家族と
お付き合いをする中で、
先生の温かな心を感じました。
お茶目で愛らしくて可愛らしい
憎めない先生。
人を見ると、思わずロミをしたくなる
ロミロミが大好きな先生です。
若い頃から色々な仕事を試して、
たどり着いたロミロミ。
先生はロミロミが一番大好き。
ですが、タイマッサージをネパールまで
学びに出かけたり、先生の大切な先生の
お一人はロルフィングの先生だったりと、
ロミロミ以外の学びもロミロミに生かして
いる先生なのです。
なので、私がエサレンで学んだ
エネルギーヒーリングも、
エサレンマッサージも抵抗なく受け入れ、
私のロミロミも認めてくださる広さと
柔軟さを持たれています。
<ロクサーヌ先生の先生である
クム・ケンとクム・エノカ>
そのロクサーヌ先生の先生は、
クム・エノカ・カイナ、
クム・ケン・カマケア、
そしてアンティ・マーガレット。
アンティ・マーガレットの
「Aloha ke kino この体を愛する」
愛情こもった優しい手のひらを使う
ロミロミと、ルア(ハワイの武術)の
流れを汲むクム・ケンの力強いロミロミが
ベースとなったロクサーヌ先生のロミロミ。
涙を流す人も、
長年の痛みを手放す人も、
松葉杖や車椅子から自由になる人も、
ただただニコニコ笑顔になる人もいる
先生のロミロミ。
<ワークショップに参加した生徒さんとは
「家族=オハナ」だからと大きなハートで
生徒達を包んでくださいます>
ロクサーヌ先生のロミロミをベースに、
アンクル・アルバから吸収した
クライアントとの向き合い方。
エサレンで学んだエネルギーワークや
ボディワークの基礎から手技。
多くの先生たちから頂いてきたものを
加えてブレンドしたロミロミを、
ここではお伝えしています。
「人のライフスタイルは変わる。
体の不調や病気も合わせて変わる。
ロミロミも変わり続ける。」を
大切にしていたロクサーヌ先生。
ハワイのことわざ
『学びは1つの学校から来ない』
と、私たち生徒にも多くの先生から
学ぶことを奨励したロクサーヌ先生。
祝福を見守りに来てくださいました>
「ハワイで日本で世界でロミロミの
アロハを伝えていきなさい」と、
卒業の儀式前に入院となったことを
気にされ病室でクムとしての祝福を
授けてくれたロクサーヌ先生。
祝福してくださったロクサーヌ先生の
思い、その先生方の思いや存在が
私の基盤です。
いつも、背中に上に、下に、横に、
周りに見守り導き、そして支えて
くれるたくさんの存在を感じます。
<ワークショップの終盤。最終日のホイケの
レイもできてホッと幸せな先生と私>
こんなに疲れていて、何を伝えられる?
何ができる?と涙がこぼれそうな時でも、
ロミロミをしよう、
ロミロミを伝えようと顔を上げると、
どこからともなく言葉が溢れます。
力が溢れ、気づくと、何時間も過ぎています。
なので、タイトルには
「ここで私が伝えているロミロミ」
とありますが、それも正直、少し違うし
変な表現ではあるなのですが(笑)
この世界に今、肉体を持つ身として、
肉体を持たない魂たちがまだまだ伝えたいこと、
分かち合ってくれようとしていること、
それを言葉にして、行いにして、伝える
お手伝いができればと願っています。
<庭での練習に一緒に飛び出した愛犬クマを
可愛がってくれるロクサーヌ先生>
共感した方、
ロミロミを学んでみたいと感じた方、
年末のワークショップに
あとお一人お待ちしております。
(セラピストである必要も、修了後に
セラピストになる必要ももちろん、
ありません。ロミロミを学びたいという
思いだけで大丈夫です)
流れる溶岩に四方を包まれた土地、
そんな中に大切に守られた大地であり、
命が芽吹く再生の土地でもあるキープカの
中のハレ・オラキノで新しい学びや
再生の時間を過ごしませんか?
心からのアロハを込めて
Keiko & Emi