旅レポ2024 花の都フィオレンティーナ②朝RUN・オチリ・坊主。 | Go PARADISE Go!

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RUNときどきHAWAII。初フルはホノルル。HAWAIIホーリック&時々海外レース。フルのベストは3:52:43。50分を切りたい。キティーをかぶってますけど、いつだって本気で走ってます。

ドゥオーモーピナコラです。

フィレンツェ二日目です。


二日目は盛りだくさん

朝RUN

アカデミア美術館

サンマルコ修道院

市場

サンタクローチェ聖堂

ジョットの塔



しかもどれも予約無しチャレンジw

さてさてどうなるでせう。



ロンドンもそうだったがイタリアでも

ずっと天候不順でこの日やっと満足な

朝RUNができた。



朝のアルノ川の静寂。うつくしい。


この左側の建物は



ガリレオ博物館だったらしいんですが

(ラインがあったらなんでも跨いでみる笑い泣き


なんかガリレオさんの親指だか中指だかが

保存されているとかいないとか。

先日偶然テレビで見た。ここにかな?

ご確認されたい方はフィレンツェ是非に!


朝はごった返すツーリストがいないので



落ち着いた写真が撮れる。



天国の門

残念ながら今はレプリカなんだって。

昔は見た時にはモノホンだったと思う。

ではホンモノはどこに?

ドゥオーモ美術館に収容されてるらしい。

そらそうだ。国宝が野晒しにされている

ようなものうーん



朝RUNついでにサンマルコ修道院と

アカデミアの位置を確認


所々にあるコレはなんでせう?


かつては馬を繋いでいた杭。

いわゆる駐輪スタンドみたいな?w



ドアノッカーが怪物の顔をしているけれども

なんでかしらんね。



扉を開けたら悪霊が入ってこないように?



ホテルに戻って



朝メシをたらふく詰め込んでw

いざいかむ!真顔

ダビデの待つアカデミア美術館へ。


と、歩いていたらば

なんかの式典にぶち当たる。



軍と警察と消防に



尼さんまで。


しばらく野次馬っていたら

代表者らしき人たちの献花。

まあしかし皆さん悲しみにくれている

わけではないので最近のことではなかろう。


調べてみたらこの日4/25は

ナチスドイツからの解放記念日。

イタリアとドイツは

枢軸国じゃなかったっけ?

むろん日本も。


まあとにかく解放記念日ということで

この日は祝日だった。


そんなわけで

アカデミア美術館はラッキー!

入館無料日でした!


えー?ニコニコわしら外国人でも無料?


ありがたいありがたい。

円安に打ちのめされているジャパニーズには

甘美な響き「無料」爆笑


(もしかしてウフィッツィーも無料だったのかな)



そこそこ並んでいたけれど

15分ぐらいで入館。

手荷物チェックはあります。





無料のダビデを凝視前後左右から楽しみ



ついでに欠かすことのできない

オチリシリーズw



ジオットーはいろいろなところにある。


近い。。顔が近い。。。真顔


これが一般民衆のためなのかどうかは

わからないが、祭壇画は聖書の物語が

読めなくてもわかるように

漫画みたいに描かれていたりする。


罪を犯すとどうなるのか

審判の日に天国に昇れない罪人の行く末を

事細かに描いてある。



温泉じゃねえのよポーン熱湯地獄。

断首された首を自分で持っている人チーン


こんなの見せられた日にゃオソロシクテ

入信すんのやめたくなるんじゃないかな。

人ごとながら心配になったりして。


アカデミアにはボッティチェリの絵が

何枚もあったと思っていたが

今回は場所が移されたのか

記憶違いだったのか見当たらなかった。

(※ウフィッツィーに移ったようだ。)



サンマルコ修道院に移動。

アカデミアからすぐ近く。


本日は無料開放日と浮かれて行ったら

こちらはしっかり入場料必要だったw

どうもお寺はロハにはならないみたいだ。


ここは見たいものは一択なんですが

玄さんも初めてだし、一応順路があって

まずは修道僧の住居なんかを

めぐらなくてはそこに辿り着けない。


それぞれの僧房はシンプルで狭いながらも

思ったよりはスペースもあり、まあしかし

冬は石の建物は寒さ厳しいのでせうなあ。



壁にカレンダーみたいに

聖書の一場面が描いてあって

磔のイエスキリストなんかの部屋は当たり?

なんでせうか。


きっとありがたいのでしょうが

ちょっと気が滅入っている時にはぼけー

辛いんじゃないかな。と世俗にまみれた

あたしなどは思ったりなんかして。


ルネッサンス時代のサンマルコ修道院には



サボナローラがいた。

(どーでも良いことですがこの絵は

ダースベイダーになる前の

アナキン・スカイウォーカーに似てるw)


かいつまんで言うと、ルネッサンス時代

メディチ家の独裁と贅沢三昧の

フィレンツェの腐敗と教会を批判し

サボナローラはいっ時はメディチ家を

追放して神権政治を行うに至った。


贅沢品をシニョーリア広場に集めて焼却し

市民生活は次第に殺伐とした。

その後反対派に捉えられ拷問を受け

絞首刑ののち火炙りとなる。



いつの時代でも

宗教と政治が結びつくとロクなことはない。


ボッティチェリはこの時代サボナローラに

傾倒したらしく、描く絵が感動のない

つまんないものになっていく。


かつてアカデミアで見た絵がそうだった。

ウフィッツイーのあの絵なような

生き生きとした躍動感はなくなって

綺麗だけれど正気のない絵が並んでいた。


僧房を一通りめぐり

階段を上がると壁にその絵はあった。



フラ・アンジェリコ「受胎告知」


ああ、もう静謐の一言につきますね。

あたしの中では「受胎告知」は

他のどれでもない、この絵なのです。


この絵を見にサンマルコに来たけれど

そんなところにあるとは

思ってもいなかったので

初めてみた時は不意打ちだった。

涙が出た。


再び巡り会えて幸せだった。



※どうしても続きます。