吠えてるだけなら大丈夫って思ってる? | Having FUN Workingdog Training

Having FUN Workingdog Training

ドッグトレーニングのことなど綴っています

先日、公園をお散歩しようと駐車場に車を停めてパートナー犬を車から降ろすと、車の陰から小さな黒い塊がスッと現れた。

パートナー犬を一旦車に戻し様子を見ると、こっちを向いてギャンギャン吠え立てる超小型犬がいた。

飼い主は、フレキシブルリードをなが〜く伸ばして私の1mぐらい手前で吠えかかってる超小型犬を眺めながらうすら笑ってる。

表情からは申し訳ないなどとはこれっぽっちも思ってないのがわかった。

バツが悪そう?いや、そんなこともなく、ただ犬の様子を見てニヤけているのだ。

気分は良くなかったが、特別な害もないのでパートナー犬を車から降ろすと、公園の方へ歩き始めた。

パートナー犬は気にして唸っていたが、「見ないよ!」と伝えると一生懸命に無視してやり過ごした。



Having FUNの生徒さんの中にも他犬や人に対してセンシティブでアグレッシブなことを悩んでいる方はいる。

特に大きな犬の場合は、興奮してしまうと力も強くコントロールが難しく、かなりシビアな問題となる。

他人や他犬に危害を与えてしまうことを考えると、真剣にコントロールを目的としたトレーニングをしなければならない状況になる。

楽しいと思ってた犬との生活がときに苦しくて辛いものにもなる。


先程の超小型犬が懸命に吠えたところでたかがしれてる。

しかしこれが大きな犬であれば、他人や他犬に与える恐怖は計り知れない。

そう思うと一刻も早くやめさせなければならない。

焦り、悩む深さは底知れない。


だからといって、小型犬であれば吠えて構わないかというとそんなことはない。

相手がセンシティブでアグレッシブな犬であれば攻撃され怪我をしないとも限らない。

一方アグレッシブな犬を連れている人は一生懸命に気をつけていても、相手の犬を攻撃したり怪我をさせてしまい、悪い経験を積んでしまうことにもなりかねない。その弊害を追うのはセンシティブでアグレッシブな犬の飼い主側だったりする。

そういう子もいるということを考えて欲しい。


吠えないようにとか、興奮しすぎないようにはどんな犬でも良い経験を積めば犬自身でコントロールできるようになる。


どんな犬も人と暮らすルールを知るべきだし学ぶ必要があるというのが当たり前になってほしい。


ちなみに以前、吠えかかってくる小型犬にウーッと唸ったパートナー犬。

吠えかかってウナギみたいに暴れてる小型犬を抱えあげて、唸ったパートナー犬を睨みつけて「おぉ〜コワイ、コワイ」と言われた。


「オイ、オイ、違うだろ」と思ったというここだけのお話し(-_-;)

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