7月に入り、今年もあっという間に折り返し地点を過ぎましたね。
3月決算企業のIR活動や株主総会も一段落し、
お客様も少し落ち着きを取り戻す時期ですので、
例年この時期は比較的ゆったりとしています。
そんな感じですので、
この5・6月に開催した決算説明会や
その後の1on1ミーティングについて振り返ってみますが、
明らかに1年前とは異なる点がありました。
それは、決算説明会の参加者や1on1ミーティングの相手先として、
これまでに聞いたことのない名前の投資家が増えたことです。
調べてみると、既存の投資家から独立した投資家や
海外から日本市場に新たに参入してきた投資家など実にさまざまでした。
株式市場に流入する資金が増えていることを考えれば当然とも言えますが、
投資家の数が明らかに増えている印象を強く受けました。
また、もう一つ1年前と異なる点として、
時価総額の小さい企業にもこれらの投資家が
しっかりとリサーチを行っているということです。
※ここで言う時価総額の小さい企業とは、
300億円未満の時価総額企業です。
俗に言うスモールキャップというよりは、
マイクロキャップですね。
これまで決算説明会にほとんどこれらの投資家が参加しない、
1on1ミーティングの機会もほとんどないような企業にも
これらの投資家が参加しているケースをしばしば見かけしました。
このような事象は非常に喜ばしいことです。
投資家の厚みが増すことで、
これまで投資家との接点があまり多くなかった
時価総額の小さい企業も投資家との接点が増えることで、
これまで以上に株式市場からの刺激を受けるはずですし、
株式価値向上に向けたアクションがより一層活発になるはずですので。