昨年末位からコーチングに関するお問い合わせが増えているのですが、
その中でもベンチャーキャピタル(VC)からの
お問い合わせが幾つかありました。
実際、VCにフォーカスして営業しているコーチング会社もあるので
特筆すべきことではないのかもしれませんが、
弊社の場合これまでこのようなお問い合わせは無かったですし、
私自身証券会社に在籍していた頃
ベンチャーキャピタリストになろうと考えていた時期もあったので、
個人的にも感慨深さを感じました。
スタートアップ企業を始めとした非上場企業への投資・育成は
国を挙げて力を入れていますし、低金利・金余りの中、
VCを始めとしたプライベートエクイティの会社に資金が集まっているのは自明ですので、
「有能なベンチャーキャピタリスト」の育成が急務であることは間違いありません。
ところで、「有能なベンチャーキャピタリスト」とは
何をもって有能と言えるのか?
投資先の見極めは言うまでもありませんが、
何と言っても投資先にハンズオンで関与し、
Exit(IPOやM&Aなど)まで導くことのできる能力なのではないでしょうか。
社長を始めとして社員を鼓舞し、
時には育成のサポート、時には外部から優秀な人材を連れてくる。
また、営業サポートからバックオフィスのサポートまで。
資金調達はもちろんのこと、
業界や金融・財務・経理に関する専門的な知識も不可欠です。
簡単に書いていますが、相当な総合力が求められるのです。
専門的な知識については座学が必要になりますが、
「有能なベンチャーキャピタリストの育成」に向けて
コーチングを通じてサポートできることは何なのか?
存じ上げている「有能なベンチャーキャピタリスト」を
イメージしながら考えてみたのですが、
下記のようなことが挙げられるのではないでしょうか。
➀経営者の視点
②経営者としてのあり方(人間力の強化)
③思考力の強化
④実践力の強化
⑤(周囲に)実践させる力の強化
= (周囲を)巻き込む・動かす力の強化
⑥人材育成力
⑦コミュニケーション能力の強化
⑧スピード感を培う
私が存じ上げている「有能なベンチャーキャピタリスト」は、
ここに挙げた要素を全て満たしておりますし、
実際、投資先にハンズオンで関与し、
Exit(IPOやM&Aなど)まで導いて
素晴らしいトラックレコードを上げています。
コーチングの内容としては、
エグゼクティブコーチングとほぼ同じで、
繰り返しになりますが、
それだけ高い能力が求められるということです。
新年度からベンチャーキャピタリスト向けコーチングを
スタートするのですが、
このベンチャーキャピタリストの方々が、
「有能なベンチャーキャピタリスト」になるために
コーチングを通じてどれだけ進化していかれるのか?
今から楽しみです。