前回1on1ミーティングについてこのブログで書きましたが、
「1on1ミーティングを日々ちゃんとやっておけば
よかったんじゃないか」
という事例を一つ書きたいと思います。
最近の話なのですが、
IR活動にこれまであまり積極的でなかった会社の開示した
中期経営計画が株式市場関係者の間で話題になりました。
一言で言うと
「このステージの会社でもここまで開示するんだ」というのが、
この会社の中計が話題になった理由です。
確かによくできている中計で、
なんでも外部のコンサルティング会社と共に
この中計を作成したそうです。
外部の専門家も交え、社内でしっかり議論したうえで
中計を作成・開示し、実践していくこと自体
とても素晴らしいことではあります。
但し、この開示された中計の内容を見る限り、
日々のIR活動にしっかり取り組み、
投資家との1on1ミーティングなどを定期的に実施していれば、
投資家とのコミュニケーションを通して
この中計作成に必要なものは十分手に入ったはずです。
経験上そう思いますし、
そう考えると「もったいないな」というのが正直な印象です。
とは言いつつもどのような経緯であれ、
株式市場に真剣に向き合う会社が増えるというのは
喜ばしいことではありますが。