おはようございます
始まりは去年の年末。
私は、岐阜駅で酔っ払っておりました
岐阜に住んでいる知り合いと
忘年会をしていたのです
主人が家にいる日だったので
終電まで飲めます
って感じだったのですが、
お相手がそこまで遅くなるのは無理だったので
21時前には解散して
酔っ払った頭で、
意外と早く終わっちゃったな〜と
考えながら、駅にある本屋さんをブラブラ
シークレット本フェアを発見!
タイトルも著者名も一切見えないようになっていて
店員さんの感想や、その本を端的に表した一言が
書いてあります
面白いな〜と思いつつ、普段なら
もう読んだ本出るかもしれないし
1mmも試し読みせずに買って
好みじゃないのも怖い…と
結局買えないのですが、
酔っ払って何だか気が大きくなっていた私は
紹介文をサッと全部読んで、
怒涛の伏線回収…!
と書いてあった本を買ってみました
こんな感じ。中身は何も見えない。
わくわく、わくわく
レジを通します
え…
えええええ
レジを通したら、
レジの画面に
「陽気なギャング」表示。
受け取ったレシートにも、
「陽気なギャング」表記。
え…これ
伊坂幸太郎の
『陽気なギャングが世界を回す』やん。
開封前に
ネタバレ
するんかい
一気に酔いが覚めました
シークレット本の意味〜
とは言え。
伊坂幸太郎は好きだし、
母も好きみたいでお下がりできた本も
あれこれ読んだけど、
『陽気なギャング…』は未読だったので
楽しく読みました
そして…続編も出ていることを知ったので
2巻、3巻も追加購入
大塚いちおさんの表紙絵が可愛い
『陽気なギャングが世界を回す』
『陽気なギャングの日常と襲撃』
『陽気なギャングは三つ数えろ』
3冊、タイトルの字数が
揃ってるのも気持ちいい
「人が嘘をついているか分かる公務員」
「他人の持ち物を何でもスれる謎の青年」
「演説好きな珈琲屋の店主」
「確実な体内時計を待つ派遣社員」
が4人組で銀行強盗をする話。
「そんなわけないだろう」と
思いながら読み進めたはずなのに
いつの間にか自分も仲間になったような感覚で
登場人物のことを受け入れ、
楽しみながら読んでしまいました
続きものではなく1冊1冊が独立しているので
それぞれ読んでもいいんだけど
登場人物はずっと一緒だし、
前の巻のエピソードを引っ張ってきたからの
面白さ的なものもあって、
絶対順番に読んで欲しい3冊でした
1作目が平成18年
2作目が平成21年
3作目が平成30年と
登場人物は変わらないけど、時代背景が変わって
携帯電話はスマホへ
そもそも銀行強盗自体が難しい時代に
移り変わっていて
その辺の変化も面白かったし
それぞれの時代に合わせて描ける
伊坂幸太郎もすごいなーと思ったのでした。
個人的には3作目が一番好き
人が死んだりするんだけど←
基本はコメディタッチだから
子供にも安心して読ませられるかなと思いました。
小学校高学年〜楽しめそう
シークレット本を楽しんでみた話でした
次女入学に合わせて連休とってるので
断捨離!断捨離!
励ましのお言葉待ってまーす