ポカポカ陽気の皇居沿いで花見;千鳥ヶ淵から北の丸公園・半蔵門そして国立劇場へ | いばりこぶたの 気ままな生活

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暑さ寒さも彼岸まで、今年はこの1週間のうちに東京に駆け足で春が訪れたようで、昨日3月29日には桜の花が一気に見ごろを迎えました。皇居の周りの千鳥ヶ淵近辺には遊歩道や公園が沢山あり、九段下駅から半蔵門駅までそぞろ歩くうちに様々に咲き誇る桜の花々を楽しむことが出来ました。特に国立劇場の前庭にある花々は圧巻でしたのでお伝えします。

2014年の今年、「千代田のさくらまつり」が千代田区と千代田観光協会の主催で3月28日(金)~4月6日(日)の10日間催されます。



イベントの初日だった一昨日から東京は気温が20℃を越えて、2日目の昨日は絶好の花見日和となりソメイヨシノが一気に5分咲きとなりました。土曜日とあって靖国神社や千鳥ヶ淵、北の丸公園のある東京メトロ九段下駅を出ると、国内・海外の観光客が大挙していました。



千鳥ヶ淵、桜吹雪はまだですがボートの上は気持ちよさそうですね。



千鳥ヶ淵と云えばお濠に向かって植わっているソメイヨシノ(染井吉野)、満開まであと数日といったところでしょうか。



千鳥ヶ淵の西側の遊歩道はさぞかし混んでいると思い、東側を武道館の前から北の丸公園を抜けて乾門(いぬいもん)の前にまいりますと、ベニシダレ(紅枝垂)が見事にほぼ満開で佇んでいました!



東京近代美術館工芸館のある代官町通りに出ました。ここの土手からは千鳥ヶ淵のサクラも通り沿いに植えられた種々のサクラも同時に楽しむことが出来ます。



花と葉が一緒に出るヤマザクラ(山桜)、白い花はオオシマザクラ(大島桜)でしょうか。



代官町通りにはとても紅色の濃い、カワヅザクラ(河津桜)のような花があってほぼ満開でした。



穴場スポットです。



ピンク好きには堪えられない(マジやばい)可愛い花です。



内堀通り、半蔵濠英国大使館に沿って、みごとなソメイヨシノの桜並木が続きます。



半蔵門からもう少し南へ行くと最高裁の手前に国立劇場があり、そこの前庭には見たことのない見事な咲きっぷりの花々が集まっていました。外国人観光客がカメラを向けているのは小松乙女という愛らしいサクラ、満開です。



小松乙女に負けず劣らず見事だったのは神代曙、これは大輪で紅も濃いステキな花でした。



枝垂れではありませんがここでは花を間近にみることができます。



この通り!!



これは仙台屋、高知市内の仙台屋という店の庭にあった桜で、植物学者の牧野富太郎博士が命名したと云われています。山桜の一種です。



実生(みしょう)の駿河桜、タネから育ったのですね。



熊谷桜、別名ヤエザキヤマヒガン(八重咲山彼岸)、近畿豆桜の一種です。他の桜に先駆けて咲くことから一ノ谷の戦いで先陣争いをした武将、熊谷次郎直実に由来します。今は亡き市川團十郎さんが平成24年3月の歌舞伎公演「一谷嫩(いちのたにふたば)軍記」で熊谷直実を演じた際に熊谷市より寄贈され、團十郎さんがここに植樹したのだと記されていました。
---團十郎、『熊谷桜』を植樹(国立劇場の公式HP)



京都でよく見たベニバナヤエシダレ(紅花八重枝垂)はまだまだこれから、来週には素晴らしい紅色を披露してくれるでしょう。

今日の東京は悪天候で、雨風が強く桜の花々にとってはさぞかし試練だったと思いますがこれからもけなげに咲いてくれることと思います。今咲いている一重のサクラのあとは八重桜が続きますでしょ、いよいよ楽しみな季節が訪れましたね!

日本にはこんなに美しい桜が沢山あります、ご興味を持たれた方はこちらの『桜図鑑』のHPもご覧になってみてください。