6月は雨で終わった | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

6月の最終日も雨の一日だった。今日は夏越の大祓だけれど、結局雨による水の大祓?と思いながら家で過ごす。てるてる坊主が欲しいところだけれど、我が家にはてるてる坊主の絵本がある。




孫のやまとに買ったものだ。やまとが生まれたのも6月で、そしてやまとに生まれながらの重大な難病があることがわかり、一生立ち上がることもできず、自ら体を動かすこともできないと告げられて、悲しみのどん底に私達はいた。


それでも当時は赤ん坊のやまとはまだ笑顔ができて、にこにこよく笑う子だった。 私にできることはやまとをあやして楽しませることくらいで、そんな時に目に留まった絵本だった。


この愛らしい顔がやまとに似ており、そしててるてる坊主はゆらりゆらりと吊されて自分では動けなくて雨に打たれ風に吹かれ、まわりの環境にただ翻弄されるように見える。


それでもいつもそれを受け入れ晴れの日は晴れを感じて、みんなの晴れて欲しい願いを叶えて静かに揺れる、そんなてるてる坊主を無意識にやまとと重ね合わせていたのだと思う。


ずっとベッドのやまとに何度も読み聞かせた絵本だった。その絵本は今やまとの家にあるけれど、どうしても自分の手元にも置いておきたくて購入した。





さまざまな困難にあがらうことなく。


よろこびも巡ってくる。



ふと、やまとはいつの間にか大雨の様な涙に暮れた私達をいつのまにかてるてる坊主の様に晴らしてくれたな、と今は思っている。

そんなやまとは数日前に18歳の誕生日を迎えた。成人になったのだ。てるてる坊主の様な愛らしかったやまとが成人とは感無量な思いだ。

そしてそれを機に今回このてるてる坊主みたいな新しく誕生した孫のすばるにこの絵本を譲ることにした。すばるも赤ん坊の頃のやまとによく似ていて笑顔が眩しい。すばるは健康に生まれてきたけれど、やはり生きている上での困難はあるだろう。すばるにも時には雨や曇りのような人生のひとときが訪れても負けずに晴らして、晴れやかな人生を歩んで欲しい。

この時期になるとシソジュースをいつも作る。長女からの毎年のリクエストだ。やはりやまとを育てるのは並大抵のことではなく、いつもくたくたな長女が、私が作るシソジュースで疲れが癒えてすっきりする、と言うので自分では飲まないけれど、赤紫蘇が出回り始めるとせっせと作るのだ。

そして今年は次女も欲しいと言う。次女も出産し育児に精出す日々になるとシソジュースを飲みたくなるようだ。長女も次女も出産するまでは全く興味を示さず、長女は特にコンビニの飲み物ばかりを飲んでいたのに。

そんなことで今年も作ったシソジュースを長女は次に会った時でいいけれど、次女はなかなか会えないので送ることにし、その時にジュースと一緒に絵本も送ることにしたのだ。

それでも新しい絵本も何か、と思っていたタイミングに、絵本屋つきのあめ、さんがブログで素敵な絵本をいろいろ紹介して下さっていて、その中で、これ!!と思えた一冊を届けて頂いた。




いないいないぞう、となんとも楽しそうな絵本だ。

丁寧に素敵に梱包して下さり、次女夫婦にまでメッセージカードが入れられていた。私も読んでみたくて、そ~っと梱包を解き(私にも読んで欲しいからと、ゆる~く梱包されていた)読んでみた。絶対に親子で楽しめる、と確信した。これを選んだ私や、紹介して下さった絵本屋つきのあめさんに拍手したいほどだ。

画像は私が読んだ後でまたそ~っと梱包したものだけれど、最初に届いた時の様にはいかなかった💦 届いた時に写しておけばよかった💦

シソジュースと二冊の絵本を早速送ろうと思う。雨の日のお供になれば嬉しい限りだ。