鍋で炊くご飯 | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

 少し前から長女が鍋でご飯を炊くようになった、と言っていた。炊飯器で炊いたご飯が炊きたてでもあまり美味しくなくなって、 貧乏しているから、炊飯器を買い替えるより鍋で炊いてみようと思い立ちやってみると、同じお米なのに信じられないほど美味しかったのだと言う。以来 長女は鍋でご飯を炊いているらしい。



と言うことらしい。

そうなると私にも是非鍋で炊くようにと勧めてくる。けれどやはりいきなり鍋ではちょっとハードルが高い気がして、そのうち休みの日にでもな、と言っておいたけれど、ついついスイッチひとつで炊ける炊飯器を使ってなかなか鍋炊飯に手を出せずにいた。

そうしていると再び長女からラインで、まだ炊いてないだろ! と言ってきた。もし私が鍋で試してうまくいったら絶対に長女に自慢げにラインをするに決まっているだろうから、それをしてこないと言うことはまだやってないな、と見抜かれていた。

さらに長女はご飯が美味しくなると、おかずも美味しく食べたくなって最近はいろいろ工夫して料理に取り組むようになったと言う。そうなると旦那さんやうたも前よりよく食べるようになり、ますます張り合いが出てさらに頑張っているのだ、と。

へ~ちょっとしたきっかけから始めた鍋炊飯がなんだかいい感じになっている。そりゃいいね、と私もやってみることにした。何より日々忙しいし面倒なことはできない(やらない)長女ができるのだから、やってみるとそんなにハードルが高くはないのかもしれない。

と言うことで長女がやっている方法を聞いてみた。面倒なので(私もしっかり面倒くさがる)以下長女のラインを!


よくこんなにギッシリと。

さらに画像も届けてくれた。





なるほどなるほど、と昨日(土曜日)土鍋でやってみた。ものすごく集中して時間もキッチリ測りながら。ちゃんとしたタイマーがいるな、と感じる。


土鍋に丁度いいガラスの蓋があったのでそれを使用。中の沸騰具合がよくわかる。



そして大成功💓✌

味は、と言うとほんとに美味しかった。うっかりしていたら焦がしたりしそうでやはりタイマーを買おう。ただもう少し慣れたらほどよいお焦げもできたらいいな、と思う。かなり小さな子供の頃、祖母がお釜で炊いていて(薪ではなくガスだったけれど)お焦げができるとそれを食べるのが楽しみだった。もう何十年とお焦げを食べることがなかったな、と懐かしくまた食べてみたいと思う。けれど、そのお焦げにする好い加減はもう少し熟練がいるだろう。


と言うことでまずはキッチリ時間も正確に。今あるタイマーは少しアバウトだ。可愛いけれど。

それにしてもあの長女が料理にも意欲を見せ始めるとは!たまたまきっかけは鍋炊飯ではあるけれど、別にいい炊飯器なら美味しく炊けるだろう。ただご飯が美味しい、と言うのが重要なポイントなんだな、と思う。

大袈裟で親バカかと思われるだろうけれど、こうしたちょっとしたことから人の気持ちは変わっていくし、気持ちが変われば行動も変わる。行動が変われば周りもよりよく変化していくことだろう。

最初はほんとに炊きたてのご飯があまり美味しくない。炊飯器を買い替えるお金もない、と言うマイナスだけだったのが、自分にできることでプラスにするには家にある鍋でご飯を炊いてみる。そこからマイナスがプラスに変化した。塞翁が馬、と言う感じだろうか!?😁

と言うことで私も今までもご飯は普通だと思っていたけれど、鍋炊飯でよりご飯は美味しくなったし、これからも鍋炊飯、続けてみようと思う。残りの人生、ゴージャスでなくても質素でいいから美味しいご飯とおかずを食べて過ごしていきたい。

その後長女とのライン。



こうして炊飯用にも土鍋を購入した。タイマーと共に。でもまだお赤飯や炊き込みおこわの時には鍋では不安もあるので炊飯器は仕舞わずちゃんと台所に鎮座してもらっている。