少し前の記事に、長男の幼稚園の頃の浴衣をリメイクして来年誕生する次女の赤ちゃんのために甚平を作りかけていることを書いた。それが先日完成した。
実はふと、背守りを付けようと思い立った。いろいろ調べて麻の葉にすることにした。麻の葉には子供が健やかに育つ、と言う意味や魔除けの意味合いもあるとのことで、千人針のごとく、けれどたった一人でチクチクと、そしてそれを縫いつけ本当に完成した。
背守りを作りながら、私が昔宮参りの時に着せてもらった着物や、母が用意してくれた長女や次女の着た宮参りの着物にも何やら糸の記があった気がするなぁ、と気になり始め、仕舞い込んであった着物を引っ張り出した。
かすかに記憶はあったけれど、これが何を意味しているのか何もわからなかったし、当時は気にも留めていなかった。もちろん母や祖母が着物を縫ったわけではないけれど、それでも昔からちゃんと意味があってこのように仕立てられていたのだ。
背中の刺繍は背守りだけれど、紐部分の飾りを紐飾りと言うそうで、これは初めて知った。自分も身につけ娘達にも着せたのに。(長男だけはレンタルだったので記憶にない💦ごめん長男💦)当時知っていたら長男の浴衣にも背守りを付けたのだけれど。それでも無事に大人になった。変わり者だけれどね😒
そんなことでネットの記事で調べてみると、背守りは、人の霊魂は背中に宿り、着物の背筋にある縫い目が目の役割を担い、忍び寄る魔を祓って身を守ると信じられてのことだそうだ。子供の着物は背中に縫い目が無い一つ身のため、背縫いの代わりに母の手で様々な刺繍を施されてきたのがその由来だ。
そして紐飾りの方は、迷子のお守りとされていて、紅白の糸で刺繍されるのだとか。そこでよくよく見ると確かに紅白の糸で縫われていて今更ながらひどく感動した。
今まで長く生きてきて何も知らずにいたのだな、と情けなくもある。これほどまでに想いを込めた手仕事に対して無知で無関心だったとは。
麻の葉模様の意味はわかったけれど、紐飾りにはどんな意味があるのかは不明。きっと熨斗的な意味があるのだろうけれど。また調べようと思う。
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沢山あって似たものはあるけれど意味はわからない。昔の人は今ほど医療も進んでおらず、無事に子供を育てるのは本当に大変で、こんなにも沢山の想いを形にしてきたのだな、と、自分もそんな 着物を着せてもらい、意味もわからず我が子に着せたのだな、と情けないけれど有難い。
今でこそ医療は進んでいるけれど、親が子を思い成人するまで育てあげるのはやはり大変だし、健やかな成長を願う気持ちは連綿と続くのだ。
親ではないけれどばーちゃんの想いを込めた背守りを付けた甚平の画像を次女に送ると可愛い、と喜んでくれて初めての我が子の誕生を心待ちにしていた。そして元々は長男の浴衣からリメイクしたので長男にも知らせておこう、とラインで画像を送ってみた。
そして自慢げに長女にも画像を送ると。
確かにね!大ヒットの作品はそんなところにも気を配っているのだ、と感動する。
そしてまたまた閃く。かつての紐飾りの飾り部分でお守りブローチにリメイクしようと。
ブローチにしておくと、縫い付けなくても付け外し自由だし、何も背中に付けなくてもバックなんかにでもちょこっと付けてもいいし!お洒落なお守りブローチ、なかなかいい!
子供達はあんまり関心なさそうだけれど、 作ったら親の気持ちをブローチに託して押しつけるかな😅
ただ閃きはしたものの、なかなかすぐに実行できず、さしあたり長女一家のあるイベント旅行にも、と思いつつもたもたしていて間に合わず💦でも無事に帰ってきたのでよかった😌 その話はまた次の記事ででも。
これから産まれる子供達、今育っている子供達、なんなら大人も健やかに守りのなかで生きていけますように!
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