読書の秋に向けて | やまとうた響く

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日々の出来事や想いを綴っています。エッセイ風に書けたら素敵なんだけれど。

先日は朝ドラのことを書いたけれど飛行機メインの記事だった。けれどそればかりが魅力なドラマではなく、脇を固める俳優さんもなかなか味があり、そのセリフにも心響く言葉があった。

俳優さんと言うか、芸人さんで、芥川賞作家でもある又吉直樹さんが古本屋のおっちゃん役で登場していた。なかなかいい味わいで、おっちゃんの語りにしびれた。

舞ちゃんの幼なじみの男の子がおっちゃんに詩を描くのって楽しい?と尋ねた時の返答だ。

しんどい!生きていく言うのは大勢で船に乗って旅してるようなもんや。船でみんながパーティーしている時おっちゃんは息苦しなる。それで冷たい海に飛び込んで底へ底へ潜って行って、そこに咲いてる花を必死でつかみ取って船へもどってくる。そしたらしばらくは息ができる。その花が詩や!

この台詞がすでに詩そのもののようだ。台詞ではあるけれど、作家でもある又吉直樹さんが考えて台詞にしたのでは、と思ってしまった。

詩だけではなく、小説だったりエッセイだったり、または、手作りの作品の数々のすべてに当てはまると思う。

魂を込めて仕上げる物はまるで花だ。そして生きていくに必ずしも花が必要ではないかもしれないけれど、深く呼吸ができてしばし生きていける力になる。世の中には周りの人や環境となじめなく息(生き)苦しく感じる人も多くいるし、そんな人は自分で作り出さなくても、作り出された作品の数々が生きる支えになったりもする。

私も多くの人の手が作り出す思いのこもった作品に癒やされてきたし、読書によって生きる力をもらったことも数知れない。

ふと最近は読書から遠ざかっていたな、と感じる。SNSの普及は私の様なおばちゃんにも例外ではなく影響を与えて、ブログを書いたり読ませて頂いたり、気軽にInstagramを楽しんだりにかける時間ばかり増え、そのことは読書から遠ざかる大きな一因になっていた。

この秋は読書をしよう!そう決心する!この朝ドラの台詞もだけれど、他にもきっかけがあった。それはSNSの力と言うか、SNSも自分で選べば素晴らしいのだ。

そんな文文雅雅さんのの記事もきっかけになった。



この記事に触発されて、わたしも一冊お勧めコメントをさせて頂き、さらに日本語倶楽部の会員に😁 会員ナンバー20!とは言え楽しませて頂くばかりの会員だけれど😅。他の方のお勧めの一冊にも刺激を受ける。私のお勧めも紹介して頂いた😜

それからいつも良質な絵本を紹介される絵本屋つきのあめさんの記事も再びの読書への背中を押されたのだった。



ここで紹介されている岩田徹さんは私もかつてテレビ番組で見たことがあった。そして今回再びこの記事で出会いあらためて読書への熱い思いに触れて触発されたのだった。



本も出版されていた。画像は絵本屋つきのあめさんの記事からお借りした。

裏に書かれた読みたいのはベストセラーではなくあなたに寄り添う運命の一冊、と言う言葉に私もまたそんな一冊に出会うべく読書に向き合う意欲が湧いてきた。

今年の秋は私にとって読書の絶好の機会もある。11月半ばから約三週間の入院生活が待っている。三週間はかなり長い。これから入院のお供に持っていく本を見つけていこうと思う。



とりあえずこのあたりを選んでみた。新しく購入した本もあるけれど、購入してそのまま読まずに積んだままの本もあるのでこの機会にしっかり読み込んでみたい。リハビリ以外することのない入院生活には最適の友となる。けっこう長いのでもう数冊選びたい。


ちなみに絵本屋つきのあめさんの記事にも書かれていたけれど、岩田徹さんが講演会を鳥取県でされるようなのでお近くの方は是非。絵本屋つきのあめさんも行かれるとか😊



絵本屋つきのあめさんも言われていたけれど、まさにしびれるタイトルだ。私も立ち向かわなくては!私は何に!?それはやはり目前に迫る手術と入院生活に!読書と共にがんばろう!実際に頑張るのは先生だけれど。先生、よろしくお願い致します!