1.最短で身体作りを行う7つの鍵の5つ目は重心移動 | 石川貴之/ゼロ・グラヴィティ理論 --- 爆発的にパフォーマンスを発揮する"7つ"の新法則

石川貴之/ゼロ・グラヴィティ理論 --- 爆発的にパフォーマンスを発揮する"7つ"の新法則

▼待望の著書 #ゼロ・グラヴィティ理論 が4月刊行▼過度なウエイトトレ不要の世界を目指し"7つ"の新法則を提供中。ストレッチ,トレーニング,スポーツ動作の指導が得意▼2019年北海道〜沖縄の全国で受講者数229人/3月現在▼株式会社カラダラボ代表取締役

1.最短で身体作りを行う7つの鍵の5つ目は重心移動

最短で身体作りを行う7つの鍵の5つ目の鍵を開いて行きましょう。

今までの講義を一度まとめてみましょう。

第1の鍵 ~ 柔軟性編では、股関節の柔軟性を向上

第2の鍵 ~ 姿勢編では、背骨作りストレッチ

第3の鍵 ~ 対角螺旋運動編では、PNFのパターン運動を脳が習得

第4の鍵 ~ 筋連鎖トレーニングでは、対角螺旋上で筋肉の連動性を向上

ここまでを簡潔にお話しすると上記の形です。

4つの鍵をこじ開け、残るは3つ。

ゴールも近づいてますので頑張ってまいりましょう。


2.重心移動の際も、かかとから小指球へ

さて5回目の訪問となります。

試合期もあり、実はここまで進めるのに半年程度経過しております。。

月日が流れるのは早いものです。

故障も減り、姿勢も高くなり、少しづつ反応スピードも上がっているとお聞きしてます。
ここで足りてない物は何か。

それを紐解いていきます。

では講義を始めましょう。

「実際のスポーツの場面ではやはり、立った状態で身体を動かしますよね。

第1~第4の鍵の21種類のエクササイズは、立位でのエクササイズはありませんでした。

第5の鍵は立位で重心を円滑に移動させていく種目を取り入れていきます。

・弾力性のある筋肉
・背骨が伸びた高い姿勢
・中枢神経系の発達
・筋肉の連動性

これらを得た上で、これから行う立位の状態でエクササイズをするかしないかは、大きな違いが生まれます。

中枢神経から末梢神経にoutputを行う際には、脳から背骨を介して四肢に伝達していきます。

したがって、脳から一番遠い下肢は動かす順序としては最後です。

ここまで根気よくストレッチを行っていただいた皆さんでしたら、理解していただけると思います。

その下肢を水平に移動する際、何処に重心を乗せると、背骨と股関節が回転し、速筋の筋肉が連鎖しやすくなると思いますか?

正解は小指球です。」


9月16日のblog「身体の重心を母指球に乗せる。その神話は本当にあってるの!?」を参考にしてください。
https://ameblo.jp/hatudai-global/entry-12311243762.html


第2の鍵でも説明した通り、ゴルフのスイングや野球のバッティングでみられる重心移動は、かかとの外側から小指球に重心を移し、股関節の回旋と背骨の回転が入ります。

これが、母指球に重心が乗っている状態で、回旋・回転動作をかけてしまうと膝や腰に負担がかかってしまうのです。