思春期発達凸凹の発達性協調運動障害(DCD)に気づいてほしい | 発達凸凹息子の子育てから気づいたいろんなこと

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発達障害グレーゾーンの子育てから気づいたことを我が家の出来事を通してお伝えしています。

発達性協調運動障害(DCD)はご存知でしょうか?

 

体の動きがぎこちなかったり、道具を使ったりすることが苦手で、たくさん練習すればできるだろうと思っていてもなかなか上手になっていかない子どもたちがいます。

 

できない理由は生まれつきの脳の仕組みによるもので、本人の練習不足や努力不足でもなく、保護者のしつけや接し方が原因でもありません。

 

他の発達障害と併存していることが多く、ASDは約70%、ADHDは30%〜50%、L Dの約50%にDCDが見られるそうです。

 

思春期になっての困りごとで多くなってくるのがボタンを止める、運動靴の紐を蝶々むすびにする、制服のネクタイを結ぶなど指先を使っての動作なんですね。

これらが原因で朝の着替える時間が毎度イライラタイムになってくるんです。

 

我が家も中学は学ランで制服のボタンの扱いに苦労しました。

 

今では脳を発達させるために手先を使うことを日常に取り入れましたのでスムーズにできるようになりました。

 

それが、次は高校生になるのですがブレザーにネクタイなんです。

 

これはまずいなーと思って息子と話をしたら、YouTubeみて練習するから大丈夫と言うではありませんか。

 

「じゃあ、YouTube見て、できたらお母さんのところへ一度見せにきてね」とお願いしたところ、しばらくして上手に結べた姿で登場しました。

 

「もう一度、結べるところを実際に見せてよ」とお願いしたらネクタイの長さはバラバラになりましたが結ぶことはできました。

 

自分で結び方を研究して見せくれたことを私がめいいっぱい「上手だね〜」と褒め、成功体験にしたので、ネクタイを結ぶことについてはネガティブ思考にはならないでしょう。

 

「こんな簡単なことがどうしてできないのかしら」と思った時はDCDのことを思い出してください。

 

できないことを何度も注意しても脳を発達させてあげないと解決しません。

 

大切なお子さんの自己肯定感を下げないよう気をつけて欲しいなと思います。