Banbi通信 VOL.339 | 初鹿明博オフィシャルブログ Powered by Ameba

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改ざん、隠ぺい、ねつ造、圧力…安倍内閣は総辞職すべし

安倍総理は森友、加計への関与を認め、退陣すべきだ

 

 週末の世論調査の結果、安倍政権の支持率が過去最低に落ち込みました。最早、総辞職以外に道は無いと思います。

 皆様もご承知の通り、毎日のように新たな事実が明らかになっており、国会は大混乱、政治や行政の信頼は失墜しています。

 私達、野党の立場からするとこの一年余りの国会審議は何だったのかという思いです。政府が出してきた資料は改ざんされ、国会での答弁は虚偽だったというのですから、一年間の審議時間を返して欲しいです。

 先週、金曜日、野党6党の衆参議員が国会内に集結して『隠ぺい、改ざん、ねつ造、圧力 安倍政権退陣へ「野党合同院内集会」』を開催しました。この会で我々野党が取り上げた問題は、①森友学園の決裁文書の改ざん、②加計学園の獣医学部設置に関する愛媛県の「総理案件」文書、③自衛隊PKO部隊のイラク日報隠し、④野村不動産の過労死隠しと東京労働局長のマスコミ威圧発言、⑤前川前文科事務次官の講演に関して名古屋市教育委員化への不当介入の5つの問題です。

 今、国会は、これだけの問題が3月以降に発覚しているという異常事態になっているのです。

 森友学園の問題については、決裁文書の改ざんを指示したとされる佐川前理財局長の証人喚問が行われましたが、結局のところ、肝心な部分については刑事訴追の恐れがあるという理由で答弁拒否、真相解明とは程遠い結果に終わりました。その後、財務省が森友学園側にごみをトラックで大量に運び出していたことにして欲しいと口裏合わせをしていたことも発覚しました。更に、財務省近畿財務局から国交省大阪航空局に、ごみの積算量を増量するように依頼していたとの報道もありました。

 私の昨年3月15日の財務金融委員会で、森友学園について佐川氏に質問した時の映像がしばしばニュースで使われているようですが、この日の私の質問に対する答弁で、佐川氏は土地の売却額について「こちらから提示したこともなければ、希望も聞いていない」と明らかな虚偽の答弁をしていたのです。

 加計学園の「総理案件」と記載のある文書が愛媛県で発見され、後に農水省にもあることが判明しました。一方の当事者である愛媛県の職員が総理官邸に行き、柳瀬総理秘書官に面会したと認めているのに、柳瀬秘書官は「私の記憶の限りでは会っていません」と歯切れの悪い答弁をしています。「記憶の限り」と枕詞が付いていて、明確に「会っていない」と言わないことに真実が隠されていると思います。この点をはっきりさせるためには、虚偽の答弁をすると偽証罪に問われる証人喚問が必要だと感じます。

 いずれにしても、このような官僚の不可思議な答弁が出てくるのも全て誰かを庇おうとしているから。その誰かとは言うまでもなく、安倍総理です。

 国民の誰もが、森友学園については昭恵夫人が名誉校長だったことが影響して、ありもしないゴミがあることになって国有地の値段が8億円値引きされたと思っているでしょう。そして、獣医学部の新設が加計学園に認められたのは、加計学園の理事長が総理のお友達だからだと思っているでしょう。

 そして、全て総理が関与している証拠を消さなければならないという理由で、改ざんや虚偽答弁や情報の隠ぺいが繰り返されたのだと分かっているのではないでしょうか。

 ここまで来ると最早、安倍総理が退陣するしか事態の収拾は無いと思います。

 一日も早い総辞職を求めます。