photo by 風花
白洲正子著・金平糖の味 新潮文庫発行
エッセイの中の一編が 金平糖の味
その中の 文を引用する。
この頃 批判精神というものが 旺盛で、
それも結構な事には 違いないが
批判もすぎれば きりがなくなる。
それより 物事のいい面を探し出し、
人間の美点をみつけたほうが
世の中のためになる。
おやじがいたった人生観とは
そういうものではなかったか。
父は人を使うのがうまかった。
よくあんなやつを、と思うような男の面倒を見、
その長所を引き出した。
いつのまにか 欠点は長所のなかに吸収され
判別がつかなくなった例も少なくない。
当人たちは気がついていないだろうが
そのほうがおやじとしては満足したとおもわれる。
が、結局の所 付き合いとは
誰にとってもそうあるべきではないだろうか。
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素晴らしい 人生観・・・
みんな 人間の美点をみつける・・・ようになったら
いいでしょうね・・・。 そうなったら おめでとう・・・!
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