土にいのちの 花咲かそ 加藤登紀子著 サンマーク出版
ひとのからだは大自然
はじめて自分の赤ん坊を抱いた時
どうしても不思議、
どうしても謎。
この赤ん坊はどこから来たんだろう？
自分のお腹の中に、
さっきまで入っていたなんて思えないよ。
小さな指、小さな足。
小さな頭、顔、目、口、耳。
小さな仏陀のようにすましてめをつぶり、
何かを考えている。
この小さなひとは、きっと、
永遠の世界から贈られて来た奇跡。
母親のからだの中の太古の海に、誕生した小さな卵。
その小さな粒が魔法の力で、少しずつ育った。
それは宇宙の大仕事。
土の上に根を張って、
水をからだいっぱいにためて、
燃えさかる火となり、
吹きわたる風となって、
空を自由に飛びまわっている。
ひとのからだは大自然。
聞こえてる？
その大きなハーモニー。
しっかりと土の上に二つの足で立った時、
からだの中を流れる川の音。
からだの中を吹きぬける風の音。
この地上に贈られて来た、たくさんのいのちと戯れる光。
宇宙からの長い旅をしっている空。
あなたのからだは、
家よりも、街よりも、国よりも、
もっともっと大きな宇宙なのだ。
喜びの輪 が ひろがる ヒーリングスペース
ＡＭＡＬＡＳ http://amalas-love.com