6月15日一万人デモはなぜ日本国内で報道されないのか? | HATのブログ

HATのブログ

IT関係のニュースを中心に記事を掲載します。日経コンピュータで重要だと感じた記事とコメントを2010年9月1日号から書いています。
このブログは個人的なものです。ここで述べていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。

 私自身は原発について明確な意思はもっていません。橋下大阪市長が当初反対していたけど「負けたと言われてもしかたがない」と容認発言に変わり、直後に民主党から大阪市長が望んでいた自治法改正案が提出されたことも不自然に思いません。総理が原発再稼働を決定した事も、一時的なのか永続的なのかが玉虫色なのも現実解としてはしかたないと思います。


 ただ、市民の一万人のデモを報道しないなら既にマスコミの機能を失っているのではないかという気持ちはあります。
<6月15日に一万人近い人たちが、首相官邸前に集まりデモをしました。また、リアルタイムでのべ一万人がIWJの画面を視聴していました。
このニュースについて、当日にそれを報道したのは CNN International のみでした。その後深夜にアルジャジーラも報道。そして、翌日16日の新聞では共産党の赤旗新聞。その後の情報で朝日新聞大阪版夕刊に報道があったようです。>
http://togetter.com/li/322032


 私はFacebookの友人が参加していたのでリアルタイムの映像などを見ていました。日経新聞には載っていませんでした。まさか全紙載せていないとは思っても見ませんでした。

 勝谷誠彦氏の有料メルマガでは、高橋容疑者の逮捕をずらしたように見える事や、通常は写させない逮捕直後の容疑者の顔をあきらかにわざとマスコミに撮らせていたことなどを指摘していました。
<現実問題として、リソースが足らなかったと思うんですよ。昼には高橋克也容疑者が捕まって、それで紙面は埋まり、記者の体力も無限にあるわけじゃ無い>


 これが政府や公安などからの圧力で載せないのならまだ救いようがありますが、明らかに自己規制自主判断しているだけです。全紙がです。

クロスオーナーシップの禁止。このブログでも去年書きましたがそれを実現しないかぎりこの国の形がますますいびつなものになる事を恐れます。