日経コン ザッピング 2010.10.27号 | HATのブログ

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IT関係のニュースを中心に記事を掲載します。日経コンピュータで重要だと感じた記事とコメントを2010年9月1日号から書いています。
このブログは個人的なものです。ここで述べていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。

特集は、「登場 オープンメインフレーム」。また日経の造語かorz
米国の言葉を何の批判もなく正しいものとして報道する姿勢も噴飯ものですが、定義の曖昧な造語を巻き散らかすのは害悪です。今年5月ごろの造語「オープンレガシー」はもう飽きたのでしょうか。
用語は曖昧で混乱の元ですが、内容はそこそこ面白いです。メインフレームに匹敵するハード製品をOracleやEMC連合が出しているという話。ググると、オープンメインフレームはIBMが過去に行ってた用語らしい。

(P.12)HotNews
【りそな銀行がアウトソーシング契約更新、総額2700億円】
年間で言うと、NTTデータに300億円、IBMに90億円の390億円です。IBMはオペレータでも人月150万円請求してるのを見たことがありますが、あまりに高いと思います。ただ、システム開発も費用内となってますから、りそな銀行が開発と運用を分離していないことが割高の原因でしょう。

(P.15)Report
【NTTデータが「DIPS」以来のハード参入 Hadoop向けにクラウド専門機を自社開発】
昨日のブログで、NTTデータが税金を使ってHadoopの研究をしていたことを書きました。恐らくその産学連携研究は、このハードウェアを出すためにやっていたのでしょう。
Hadoopに適した「低価格サーバ」が他社製品になかったため自社開発にしたとの事。42Uモデルで800万円が高いか安いか。

(P.16)
【クラウドに使えるOSSはこれだ IPAが30種のソフトの実力を”採点!】
IPAがOSS 30種類の実力の評価結果を公開。基本情報として、著作権関係も含めて評価されているので相当使えると思います。
仮想化ソフト分野で基本情報は、XENが4点でVirtualBoxが5点になっています。

(P.26)特集
【登場 オープンメインフレーム】
各社買収によりスタック戦略(垂直統合するために必要な会社を買収)の結果として、様々な会社が、ハードとミドルウェアを一体化した製品を出している。
  Oracle
  Microsoft + ヒューレットパッカード
  VMWare + EMC + cisco ・・・VCE陣営と言うらしい

HPが3COMを買収したためにシスコとの関係が悪化しているレポートは面白い
 2009. 3 シスコがブレードサーバ「UCS」を発表  →HPがカチンときた
 2009.11 HPが3Comを27億ドルで買収すると発表  →シスコがカチンときた
 2010. 2 シスコはHPとの販売パートナー契約を解消
 2010. 9 HPは自社のデータセンターでシスコ製品を使わないと発表
SAPも年内にハードウェア製品を出すそうです。

IBMがWebSphereで顧客囲い込みをしていますが、10年ほど遅れてその後を追ってるだけのように思えます。これらの製品のミドルはOSSでなく買収した自社製品で固めようとしているからです。全然オープンとは思えない構成です。

(P.42)
【日本もオープンメインフレーム指向へ】
日本のITメーカが何の手も打ててない状況の中、ユーザ自らハード標準を作ろうという動きがあります。大和総研ホールディングス+新日鉄ソリューションズ+パナソニック電工ISの3社で「クラウド技術推進グループ」を発足しインフラの標準化を進めるそうです。

(P.86)特別広報企画
【基幹システムをLinuxに全面移行 移行ツールの徹底活用で成果を上げる】
三城ホールディングスの藤江さんの広報記事。内容は恐らくもっと大胆な事をおっしゃってると思いますが、無難にまとめてありました。記事内容はともかくとして、下の図は参考になります。システムを再構築するのか、マイグレーションするのかのフローチャートです。

(P.106)寄稿 Windows Azure 活用法
8ページもの寄稿文。相当詳しくAzureの使い方を解説している。これを富士通やMicrosoftではなく日立ソリューションズの方が寄稿したのが興味深い。鉄則の中の「SQL AzureはSQL Serverとは似て非なるもの」には驚いた。制約が色々あり「バックアップ出来ない」という制約もあった。「バックアップするために、・・いったんオンプレミスのSQL Serverと同期させた後、SQL Serverでバックアップを実行する」らしい。使えるのか・・

(P.118)連載 今さら聞けないクラウドの基本(第一回)
【クラウドの定義を押さえる 要点は「自動的」「無尽蔵」】
それなりに納得出来る解説文です。マルチテナントモデルについても書いてあります。ただ、少し利用者目線に偏っているためこのまま定義すればほとんどのサービスがSaaSになってしまいます。第一回だという事ですので、今後の展開を楽しみにしています。

                                              以上