ミニ個展のおもいで | 鳩みう子のハンドメイドブログ*キラキラビーズ刺繍【4コマ/変な恋人(変恋)】

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キラキラビーズ刺繍の鳩さん日記
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こんばんは!
 
24日までで、5日間のミニ個展が終わりました。
 

 

 

 

 

 

 

 

ご来場の皆様、遠くから応援してくださった皆様、

ありがとうございました。

 

大好きな星座がテーマの個展。

ニッチなテーマではあったのですが、

星がお好きな方とお話できたり

星座のエピソードが聞けたり。

 

優しい時間を過ごすことができました。

 

この展示は、私にとって、

静かですが、意味があるものになったので、

後半ではそのことについて、

少し長いですがお話ししています。

 

:::

 

いつもですが、

大切なお時間を、私の個展に来るために使っていただくこと

奇跡のように思っています。

 

この、

たどりつきにくい小さな部屋に、

たどり着いてくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、デザフェスギャラリーの3階のお部屋を借りました。

デザフェスギャラリーは、主に学生さんなど

若い方が多く、いろんなお部屋でいろんな展示が見られる

自由な施設。とっても魅力的で、私も10年ぐらい

時々お世話になっています。

 

今回のお部屋は、ギャラリーページで、

光が入る白い部屋の感じが、好みで一目惚れして

レンタルしたのです。

 

個展が始まってから思い出したのですが、

 

ハタチぐらいのころ、「3階ぐらいの白い部屋にいて、出られない」

という心象風景を感じていたことを思い出しました。

 

それは、私と「世界」との距離でした。

 

そのころ私は、世界と自分に距離がある気がして、

話しても、話しても、目の前の人との距離が縮まらなくて、

いろんな場所に顔を出して、いろんな友達を作っても、

どうしてもその距離が縮まらない、と、真剣に悩んでいました。

 

 

表を歩く人と会話をしようと思ったらできるけど

少しだけ距離がある。孤独と断絶感。

 

今回私が選んだのは

広さといい白さといい、まさにその心象風景の部屋そのものだったのです。

 

デザフェスギャラリーは原宿の迷路みたいな道の奥にあり、

さらにそこから迷路みたいな通路をとおってたどり着くお部屋。

 

ふんわりとした光が入るギャラリー。

 

私と世界の距離は相変わらず、縮まることはなかったけれど

ふんわり浮いたまま、どうにかこうにか、10年以上

こうやって行きていけているので、昔のような孤独感はありません。

 

 

でもそうやって、ハタチの頃すごく寂しかった白い部屋に

お客様が来てくださることが、なんだかとても嬉しかったり・・・

 

 

ギャラリーが迷宮みたいなもので、

みなさん、ちょっと迷う方がおおくて、

「や、やっとたどり着いた・・・」とおっしゃるので

申しわけない気持ちでいっぱいでした・・・

 

もっとわかりやすいマップを出せばよかったです。

 

 

でも

 

物語の主人公みたいな素敵なお客様がやってきて、

 

「ふわぁ、道に迷ったけれど、ここに来るまで、とっても楽しかった。

 まるで文化祭みたい!」

 

と言っていて、素敵だなぁ、と思いました。

 

 

***

 

image

 

今回、実を言うと、精神状態はボロボロでした。

 

1月から、「試練かよ!」というぐらい、次から次へと

肉体的、心理的な問題が湧き上がって来てしまい・・・

 

体調面・心理面、さらに追い討ちをかける

終わらない確定申告とか、花粉症まであいまって・・・・

マラソンしながら営業電話をかけながら、アイロンがけする!

ぐらいのわけのわからない大変さでした。

 

 

もう、個展を開催するのは無理なんじゃないかって

何百回も思いました。

 

一ヶ月前に、何も完成していなかったのです。

 

 

さすがに無理だ。諦めよう・・

 

そう決意はしたものの、

でも、30分だけ、冷静に、どうか道はないか考えてみようと思いまして

 

ベッドの上で、静かに呼吸をしていたら

 

ふと、なんの前触れもなく、

「江ノ島に行ってみたらいいんじゃないか」と思いました。

 

江ノ島は上陸したことはあるけど、

過去2回、土砂降りだったり、頭痛がしたり、

ひどい目にあったことがあってあんまりいい思い出がない場所。

 

江ノ島に行って、ぼんやりしたら、

今の私によいインスピレーションが湧くんじゃないか、

 

というような確信めいた閃きがありまして、

 

ちょうど休日だったので夫と二人、

江ノ島まで行って来たのです。

 

ボートで洞窟まで行き、その周りの原始的な

石畳の風景の上でぼんやりとしているうちに、

 

「楽しくて美しいものを作る」

「楽しさは、人を豊かにする」

 

というような気持ちになってきまして、

 

無事、その翌日から準備をはじめて、

不思議なことに、徹夜のような無理をせず、適度に休みながら

ちょうど個展開催までに、目標の作品を作りきることが

できたのでした。

 

この流れは、本当に不思議だな、

 

意味はよくわからないけど、ふと閃いた場所には

行ってみるものだな〜と思いました。

江ノ島・・・すごい

 

***

 

 

精神的に結構、たいへんな時期なので

しばらくはフワフワしてると思うのですが、

 

私の創作は、前よりどんどん良くなっていくと思います。

みなさんの楽しいな〜素敵だな〜という気持ちのために

もっともっと素敵な作品を作りたいなと

 

心から思ったのです。

 

 

 

 

 

 

というわけで、

こぢんまりとしながらも、

人生のターニングポイントみたいな

大事な展示会になりました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

 

展示会の作品を、木曜日にオンラインショップで販売します

そのことについては、明日、改めてお知らせしますね。