ラベンダー編成とは?
キハ261系は「北斗」「とかち」などで活躍しているJR北海道の主力の特急車両。
その中で、団臨や観光列車として使えるように新たに設計された車両があります。
それがキハ261系5000番台で、カラーリングの違いから、それぞれ「はまなす編成」「ラベンダー編成」と呼ばれています🎨
こちらの写真がラベンダー編成。
2021年にデビューしたばかりなので、まだピカピカです✨
ラベンダー繋がりで、夏場は「フラノラベンダーエクスプレス」に充当されていますが、それ以外の時期には「宗谷」「サロベツ」などに充当されることもあります。

普通車4両にフリースペースの1両を加えた、5両編成です。
ヘッドマーク
ヘッドマークはフルカラーLEDです。
技術が進歩して、LEDでも結構きれいに表示されますね。
「サロベツ」はサロベツ原野に咲くエゾカンゾウの花と、利尻富士が描かれています。
幕式のヘッドマークとは、デザインが異なりますが、完成度は高いと思います👍️

「サロベツ1号」は稚内に着くと、札幌行の「宗谷」になりますので、「宗谷」のヘッドマークも見ることができました。

こちらは、幕式ヘッドマークに近いデザインですね。
側面に目をやると、Hokkaidoの文字と見慣れないロゴマークがあります。
このロゴマークは、北海道の道章とのこと。
なぜ道章が描かれているかというと、実はこの車両はJR北海道の所有ではないからです。

この車両は、北海道が運営主体の第三セクター「北海道高速鉄道開発」が所有しており、無償でJR北海道に貸与しているのです。
そのために道章が描かれていたという訳です。
⚠️はなます編成はJR北海道の所有です。
調べてみると、札沼線の線路も同社が所有しており、こちらは有償でJR北海道に貸与しているようです🙄
明るくゆったりとした車内
「はまなす編成」「ラベンダー編成」ともに内装はほぼ一緒です。
車内は明るい印象で、大きなヘッドレストと、カラフルな腰当てが目に留まります。
腰当ては4色(はまなす、ラベンダー、緑、オレンジ)があって、ラベンダー編成にはラベンダー色の席が多めに配置されているという噂です😎
今までは一般車両を見てきましたが、この車両の最大の特徴はまるまる1両がフリースペースになっていることです。
フリースペース車両は「増1号車」という扱いになり、自由席として運用されています。
1号車の先、増1号車の入口までやってきました。
通路右手のシャッターが下りている部分が販売カウンター。
通路左手の3枚スライドドアの部分が多目的室になっています。
4名用のテーブル席には十分な広さのテーブルがあって、贅沢に使うことができそうです😉
カウンター席は1名席と2名席が交互に配置されています。
1名利用でも気兼ねなく利用することができますので、見知らぬ方と相席になる一般座席よりも居心地がいいかもしれません😂
※運行日は時刻表等で必ずご確認ください。また急な運用変更で一般型車両になる場合もあります。