■QUEEN BEETLE
JR九州高速船が博多~釜山間で運航しているジェットフォイル「ビートル」⛴️
これに加えて、新しい船を投入しようということで、2020年オーストラリアの造船会社で「QUEEN BEETLE(クイーン ビートル)」が新造されました。
 
QUEEN BEETLE(クイーン ビートル)」はジェットフォイルではなく、トリマランという三胴式の高速船で、シートベルトの着用は不要。
旅客定員も「ビートル」の約2.5倍の502名が乗船できる船なのです。
 

 
全長83.5m、全幅20.2mということで、第一印象はとにかく大きいということ。
 
引きに引いて反対側の海に落ちるギリギリのところで全体を撮ることができました😅
 
 
船は3層建て。
メインデッキはスタンダードクラス、アッパーデッキはビジネスクラス、最上部は前方に操舵室、後方にサンデッキを備えています。
 
 
こちらの船のデザインを見てピンときた方は、なかなかの観光列車マニアです。
 
こちらは、JR九州のデザインでお馴染みの水戸岡鋭治氏のデザインだからです。
 
さて本来は、日韓航路の期待の星となるはずだったこちらの船。
新型コロナウイルスの影響で渡航が制限されているため、いまだに日韓航路に就航できずにいます💦
 
しかし、新造したばかりで遊ばせておくわけにもいかず、国土交通省の特別な認可のもと、当面の間は、博多湾周辺の観光クルーズ用として運航できることになりました。
 
現在、博多湾、糸島沖、沖ノ島クルーズの3コースで運航されています。
 
■いよいよ乗船
博多駅からは福岡BRTで博多港国際ターミナルを目指します。
博多湾国際ターミナルまでは15分程度です。
 
 
博多港に到着し、カウンターで受付をします。
JR九州高速船って書いてあります。
 
 
ロビーには、水戸岡先生のイラストで「QUEEN BEETLE」を紹介したパネルがあって、乗船前に期待が膨らみます。
 
 
右端のパネルを見ると、トリマラン(三胴式)の船だということがよくわかります。
 
精巧な模型もありました。
 
 
ターミナルビルを出て、徒歩で船に向かいます。
 
■船内へ
QUEEN BEETLE」の沖ノ島クルーズは、直販していないため、JTBHIS阪急交通社の3社いずれかのツアーに参加して乗船することになります。
今回はシンプルに乗船のみのツアーで、最安値だったHISのツアーに申し込みました。
(スタンダードクラス9,800円、ビジネスクラス12,800円)
 
出港は14時ですが、乗船開始は13:15~。
JTBのツアーだけは12:45~優先乗船できるのですが、その他のツアーの参加者はタラップの前で列を作ります😅
 
 
船内は自由席。
「優先乗船」で眺めの良い席を確保できるJTBのツアーはメリットかもしれません。
 
■スタンダードクラス
まずは、1階(メインデッキ)のスタンダードクラスの座席から見ていきましょう。
 
国際航路ということもあり、シートピッチは1,040mmと新幹線並みです。
 
 
リクライニングもしますし、充電用のUSBポートも備えています。
 
 
後方から客室全体を眺めてみました。
船体の横幅をいっぱいに広がる座席の数が圧巻です。
 
 
横3列が一区切りになっている印象ですが、横2列や横1列の配置もあります。
 
4人組のグループ向けには、大型テーブル付きのセミコンパートメンも用意されています。
グループ旅行なら、こちらの席の方が楽しそうですね☺️
 
 
客室後方には、キオスクがあります。
ここでは、軽食やドリンクの販売を行っていました。
 
国内遊覧の際は全席自由席ですが、国際航路に就航した際には、全席指定席になる予定です。
 
全席指定になった場合でも、キオスクの前の座席は自由席となり、ラウンジ感覚で利用できるとのこと。
軽食やドリンクを片手に、一息つける空間があるのは、ありがたいですね。
 
 
1階(メインデッキ)の最前部には、キッズルームがあり、この日もちびっ子たちが楽しく遊んでいました👶
 
 
続いては、2階(アッパーデッキ)のビジネスクラスに行ってみます。
 
 
ビジネスクラスの様子は、次回その②でお伝えします👋

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